フェラーリF1、前戦の予選で起きた問題の原因を特定できず。ルクレールは左コーナーで「0.65〜0.7秒」のロス
シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、前戦スペインGPの予選Q1でまさかの敗退を喫した理由について、フェラーリはまだ見当がついていない状態にあると述べ、この謎について“少し懸念”があることを認めている。
ルクレールはスペインで予想外のQ1敗退となったが、チームメイトのカルロス・サインツは順調に進み、最終的にQ3ではポールポジションのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に並びフロントロウを獲得した。当惑したルクレールは後に、彼のSF-23の“奇妙な挙動”について語った。フェラーリはそれによりリヤエンド全体をレース前に交換することになった。
不調から2週間が経ったが、ルクレールはスペインで彼のマシンに影響を与えた問題について、チームは今も真相を解明できていないと述べている。今週末のモントリオールでのレースを前に、5度のグランプリ優勝経験を持つルクレールにとってそれが懸念材料であることは当然だ。
「こうした問題を理解する必要がある」とルクレールは語った。
「今のところ原因がわかっていない。だから余計心配だ。それこそが、僕たちがプッシュして原因を理解する必要があることだ。なぜなら明らかに感触がとても悪かったからだ」
ルクレールは、彼のマシンの不可解なハンドリングの問題は、主に左コーナーで発生したと語った。
「正直、僕のキャリアでこんなことが起きたのは初めてだ」
「左コーナーを見て、そこが苦戦した場所だったということを予選の直後に言った。そのことはデータでもはっきりわかる。僕はすべての左コーナーで、0.65秒から0.7秒失っている」
「でも本当の原因がまだわからない。だから正直なところ、今はこれ以上のことは話せない」
チームとドライバーがシーズンを好転させるため最大限の努力をしているが、ルクレールは懸念を抱いている。これまでのところ、チームに対するルクレールの信頼は損なわれてはいない。しかし心の奥底では、苛立つ気持ちがゆっくりと沸き上がっている可能性はある。
「僕たちはプッシュし続け、できるだけ早く定期的にアップグレードを投入する必要がある。特にレースペースの点でもトップ集団との差を縮めることが、今の僕たちの目標だ」
「土曜日の予選ではかなり苦労したが、日曜日もそれほどよくはならなかった。カルロスを見ると、彼は土曜日は素晴らしかったが、その後の日曜日はレースペースにまた苦戦していた。だから今はそのことを解決しようとしている」
「僕が自信を持てるのは、取り組みと改善を望むにあたって、明確な方向性がある時だ。それによってプロジェクトを信頼することができる」
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