ペレス、F1タイトル争いに向けてカナダGPで「心機一転」目指す。悪い流れが続くもプレッシャーの影響は否定
ここ数戦は厳しい戦いを強いられているレッドブルのセルジオ・ペレスは、第9戦カナダGPで2023年シーズンを「リセット」したいと考えている。
レッドブル在籍3年目を迎えたペレス。2023年は第2戦サウジアラビアGP、第4戦アゼルバイジャンGPで勝利を挙げるなどいい形でシーズンをスタートさせることができたものの、モナコGPでは予選でのクラッシュが祟りノーポイント。続くスペインGPでも予選のミスが響き、決勝は4位止まりだった。
一時はドライバーズランキング首位のチームメイト、マックス・フェルスタッペンまで6ポイント差に迫ったペレスだったが、カナダGPを前に両者の差は53ポイントにまで広がってしまった。
「基本的にはリセットして、再起をかけたい」
カナダGPへ向けた意気込みを訊かれたペレスはそう答えた。
「モナコについては、基本的に僕のせいだ。僕は本当にひどいミスをしたんだ」
「でもバルセロナの予選では、ちょい濡れの路面で難しいコンディションだった。良い予選にすることができなくて、決勝でそのツケが回った。だから、シーズン序盤みたいな調子を取り戻したいと思っているんだ」
またスペインGP終了後にチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、ペレスがランキング上でフェルスタッペンと接近していたことでモナコGPの前には大きなプレッシャーを感じていたはずだと指摘。ポイント差が開いたことで、ペレスが落ち着きを取り戻すだろうと語っていた。
しかし、ペレスはそのような考えを否定している。
「いや、そんなことはない」と彼は言う。
「僕らはみんな、最大限の力を発揮する必要があるし、きちんと結果を持ち帰らなければならない」
「僕らは素晴らしいマシンを手にしているし、ここからシーズン終盤にかけて、沢山の表彰台や勝利などを手にできるはずだ。バトルはさらに接近していくだろうけど、僕らはベストを尽くすよ」
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