レッドブル&HRC密着:フェルスタッペンとチームの密なコミュニケーションがPP獲得に繋がる。代表もチームワークを称賛
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がF1第9戦カナダGPの予選でポールポジションを獲得した。フェルスタッペンのポールポジションは第7戦モナコGPから3戦連続で、今シーズン5度目。スプリント・フォーマットでのポールポジションを除くと、通算25回目となった。歴代では24回のニキ・ラウダとネルソン・ピケを抜いて単独11位となった。
今シーズンここまで7連勝しているレッドブルだが、カナダGPの予選は雨が降ったり止んだりするという難しいコンディションで、決して最速マシンを持つレッドブルとフェルスタッペンにとって簡単な状況できなかった。そのことは、チームメイトのセルジオ・ペレスがQ2で敗退していることからもわかる。
そのような状況でも、フェルスタッペンがポールポジションを獲得できたのは、適切なタイミングで適切なタイヤを履いていたからだった。
「Q2でインターからドライに交換するタイミングがポールポジションへのキーポイントになった。この状況ではドライタイヤをウォームアップするまでに時間がかかる。2、3周走って、ようやくタイヤにスイッチが入ってタイムを出せた。その直後に雨が降り出したから、あのタイミングしかなかった。雨のときは、状況判断が難しいけど、チームとコミュケーションを密にとっていたのがよかったと思う。今日の予選は、天候が刻々と変化するなか、適切なタイミングで適切な判断を僕たちはすることができた」(フェルスタッペン)
クリスチャン・ホーナー代表も「今日はマックスとエンジニアのチームワークがよかった」とドライバーとエンジニアのコミュニケーションを称賛した。
日曜日の決勝レースは、現時点でドライコンディションが予想されている。開幕7連勝のレッドブルがレースでも最速であり、ポールポジションからスタートするフェルスタッペンが優勝候補の最右翼にいることは間違いない。そのフェルスタッペンが優勝すれば、さらに大きな記録を達成する可能性がある。前戦スペインGPで今シーズン5勝目をあげたフェルスタッペンは自身の通算優勝回数を40勝に伸ばした。もし、日曜日のレースで優勝すると通算41勝目となる。これはF1の伝説的なヒーローであるアイルトン・セナに並ぶ偉大な数字だ。
カナダGPは2017年にメルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジション記録でセナに並ぶ65回を獲得したグランプリ。セナのもうひとつの記録に今度はフェルスタッペンが肩を並べようとしている。
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