ジャック・ビルヌーブ、ルクレールのジル・トリビュートヘルメットをめぐるトラブルを説明「事前の連絡がなく驚いた」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1カナダGPに向けて、カナダ出身のF1レジェンド、ジル・ビルヌーブを讃えるトリビュートデザインのヘルメットを使うことを決めた。しかしビルヌーブのヘルメットのデザインが著作権で保護されていることを知らず、家族に事前に連絡しなかったため、いったん使用を控えて、家族からの許可を得る必要があった。ルクレールは家族と話をした後で、ビルヌーブ・トリビュートデザインのヘルメットでカナダGPを戦った。
故ジル・ビルヌーブは、1977年シーズン終盤から1982年ベルギーGPで事故死するまでフェラーリで走り、高い評価と人気を得た伝説のF1ドライバー。現在フェラーリで走るルクレールは、ジル・ビルヌーブ・サーキットで開催されるカナダGPに、ビルヌーブのヘルメットデザインを取り入れたスペシャルヘルメットを持ち込んだ。
しかし、ビルヌーブ家の人々は、事前の連絡がなかったことに不満を持った。ジルの息子で1997年F1チャンピオンのジャックは、事前に知らされていなかったため、ショックだったと語り、著作権の問題について、ルクレールに指摘。その後、話し合いを行った後に、家族は許可を与え、ルクレール、ジルの妻ジョアン、娘のメラニーが笑顔で一緒に写る写真が公開された。
この一件の後、ジャック・ビルヌーブは、自分たち一家を「侮辱」する人々がいたと明かし、SNSを通して経緯を説明した。ルクレールがトリビュートヘルメットを使用することに異議を唱えたとして、ビルヌーブを非難する人々がいたとみられる。
「シャルル・ルクレールが私の父のヘルメットを使ったことに関し、私や私の家族を侮辱しなければならないと感じた人がいたため、最近の事件について、いくつかの背景を説明したいと思う」とビルヌーブは記している。
「僕がサーキットに到着すると、妹が、怒りながら電話をしてきた。彼女はシャルルが、事前の連絡やコミュニケーションなしに父のヘルメットを使っているのを見たのだ」
「前もって知らされていなかったため、家族全員が驚いた。僕はすぐにシャルルにメッセージを伝えた。彼は親切にも電話をくれた」
「僕たちは心のこもった会話をし、彼はその時の状況について、心からの謝罪をした。僕は、これは感動的なトリビュートであり、個人的には何の問題もないということを、彼に対して保証した」
「ただ、父に関することはすべて妹が管理する責任を持っているので、妹に連絡をとることが重要だと強調した。また、懸念に対処するために、妹と母をサーキットに招待するよう、彼(ルクレール)に提案した」
「幸いすべてがうまくいった。だがこういう話し合いや取り決めは、週末の前に、敬意とプロ意識を持った形で行われることが望ましい」
「残念なことに、この事件は大げさに伝えられ、不必要な論争になってしまった」
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