ポル・エスパルガロ「鏡を見ても痩せすぎて自分の体とは思えなかった」夏休み明けのイギリスGPで復帰目指す
GASGASのポル・エスパルガロは今季のMotoGPポルトガルGPでクラッシュして、大怪我を負った。現在も復帰に向けた回復途上にあるが、当初は“自分の体と思えないほど”やせ細ってしまったと彼は振り返っている。
エスパルガロはクラッシュによって肺挫傷や脊椎・顎の骨折と重症の怪我を負ってしまった。幸い神経系へのダメージは避けられたものの、集中治療室での管理となり、骨折した顎も器具で固定されていたため、彼はしばらく流動食での生活を余儀なくされた。
そんなエスパルガロは夏休み前の復帰を目指していたものの、最終的にそれは断念。ただオランダGPでは久しぶりにパドックを訪れており、メディアのインタビューにも応えている。
取材の中でエスパルガロは顎を固定されている間は、毎週2kg以上の体重減少があったことを明らかにし、これが彼の回復における“最悪の瞬間”だったと語った。
「最悪の瞬間は退院するまでの4週間、口が完全に閉ざされていたことだ」
エスパルガロはそう語る。
「4週間もの間なにも食べられなくて液状のモノだけ飲んでいたら、毎週2.5kgも体重が減ってしまっていた。信じられないよね。僕は今年の序盤には脂肪を落としていたから、これは脂肪ではなくて筋肉が減っていたんだ」
「痛みやあれこれ様々な問題を抱えているけれど、鏡を見ると『これは全部戻さないといけない』となるんだ」
「(開幕前の)冬の間に3kgを増やすのにどれだけ頑張らなければならなかったと思う? そして、(減ってしまった)8~9kgを増やすにはどれだけ頑張ればいいんだろうね?」
「嫌な感覚だった。鏡を見ても自分の体、自分の顔だと思えなかった。僕の体だと認識できなかったんだ」
エスパルガロは現在は「かなり良いトレーニングをしている」と話しており、サマーブレイク期間は彼にとって「2回目のプレシーズン期間のようなもの」だと語るなど今後に向け努力を重ねているようだ。
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