低速ハンガロリンクで、またまた勢力図は変わるのか? F2岩佐にも注目|F1ハンガリーGP DAZN配信スケジュール
2023年のF1は、サマーブレイク前の2連戦が今週・来週にかけて行なわれる。まずはハンガリーGPだ。 ハンガリーGPの舞台は、ハンガロリンク。現代のF1はダウンフォースやグリップ力が増したため平均速度が上がったものの、それでも常設サーキットの中では極めて低速の部類であり、”壁のないモナコ”とすら言われる。 前戦イギリスGPとその前のオーストリアGPでは、マクラーレン勢が一気に躍進。レッドブルに次ぐ2番手のチームとなった。ただこれらの開催サーキットとハンガロリンクはコース特性が異なるため、同じような戦闘力を発揮できるかどうかは分からない。逆にここでも速いようならホンモノ。夏休み明けの各グランプリでは台風の目となることだろう。 一方低速コースに合ったマシン特性を持つのはアストンマーチンだ。開幕直後はこのアストンマーチンが2番手チームであったが、ここ最近は失速気味。しかし、当初から陣営は、このハンガリーは自分たちのマシンに合ったコースであると発言していたため、上位返り咲きが期待される1戦と言えよう。 ここにメルセデスやフェラーリも当然加わってくるはず。大混戦の入賞争いとなりそうだ。 しかしレッドブルのマックス・フェルスタッペンが速いだろうことは間違いなく、チームの開幕からの連勝記録を11に伸ばすのか、注目される。もしレッドブルが勝利すれば、1988年のマクラーレン・ホンダが持つ開幕連勝記録に並ぶことになる。 またこのところ苦戦気味のアルファタウリがどんな走りを見せるかにも注目。前回アップデートを投入したものの、目立ったような効果は見られなかった。しかし、低速コーナーが多いハンガロリンクは、アルファタウリのマシン特性に合っているはず。マクラーレンの前進などもあり、入賞を狙うのは簡単ではないが、それでも好結果を期待したいところだ。また今回からは、角田裕毅のチームメイトにダニエル・リカルドが加入することになった。半年のブランクを経て、リカルドがどんな走りを見せるのか、そしてF1で8勝という実績を持つベテラン相手に、角田がどんな走りと見せるかという部分も注目である。 また、併催のFIA …読み続ける
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