リカルド、最後尾から挽回して13位「アクシデントがなければ入賞できたかも。満足いく復帰戦」アルファタウリ/F1第12戦
2023年F1ハンガリーGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリのダニエル・リカルドは13位でフィニッシュした。
13番グリッドからスタートした1周目、出遅れた周冠宇(アルファタウリ)の前に出たリカルドは、周冠宇に追突され、18番手(クラッシュでリタイアしたアルピーヌ2台を除くと最後尾)まで落ちた。ミディアムタイヤでのファーストスティントのなかで9番手まで挽回したところでハードに交換。再び最後尾を走り続けた後、わずか約10周でミディアムに換えて、残りの約40周を走り切り、ロングスティントのなかで13位まで順位を上げた。
車両性能担当チーフエンジニアのクラウディオ・バレストリは、次のようにリカルドの一日を振り返った。
「今日のレースでは、スタートタイヤを2台で分けることにして、ダニエルにはミディアムタイヤを選択した。ダニエルは周冠宇にヒットされて、1周目の終わりには18番手まで落ちてしまった」
「ファーストスティントを比較的長く走り、18周目にハードタイヤに交換することにした。レースの残りに向けてフレキシブルな行動を取るのに最適なコンパウンドだ。その後、ダニエルをミディアムでの最終スティントにおいてフリーエアで走らせるために、(ハードでの)スティントを短縮することを決めた」
「(ミディアムに交換した後の)ダニエルは、速くて一貫した走行をすることができた。それによって、1周目に失ったポジションを取り戻すことができ、13位でフィニッシュした」
■ダニエル・リカルド(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=13位(69周/70周)
13番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
週末全体がうまくいった。レースに復帰して、この12カ月に失っていたすべてのことの感触をつかんでいる。最初の週末としては、これ以上望むことはできない。この週末によって自信を得ることができた。
ターン1で(周冠宇に)ヒットされて、最後方までポジションを落とした。その後、トラフィックにはまったが、前があいた状態で走り始めると、リズムに乗ることができ、その後は満足する走りができた。
ペースは悪くなかったよ。もしかすると、今日はポイント圏内に入ることが可能だったのかもしれない。良い戦略だったしね。ただ、少しついてなかった。
とはいえ、スタート直後の接触で、レースが終わっていた可能性もあったのだから、接触後もマシンが無事だったことをありがたく思う。70周を走ることができたので、そのなかでたくさん学ぶことができた。
自分のミスから学び、もっと向上していきたい。細かいことを心に刻んだので、それをチームと共有する。とはいえ、全体的に見て、満足できることがたくさんあるよ。
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです