リカルド10番手「ポイント圏内にとどまれなくて残念。ライバルたちよりタイヤの劣化が激しかった」F1第13戦スプリント
2023年F1ベルギーGPの土曜スプリントで、スクーデリア・アルファタウリのダニエル・リカルドは10番手を獲得した。
雨のため全車がウエットタイヤを装着し、セーフティカー先導でフォーメイションラップが5周行われ、11周のレースとなった。11番グリッドスタートのリカルドは、セーフティカーが戻ってすぐにインターミディエイトタイヤに交換、9番手に順位を上げた。セルジオ・ペレス(レッドブル)のリタイアで、7周目にはポイント圏内の8番手に浮上したが、その後、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、エステバン・オコン(アルピーヌ)に抜かれ、10番手という結果になった。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、リカルドのスプリント・シュートアウトおよびスプリントについて次のように語った。
「スプリント予選で、ダニエルはクリーンなラップを走り、順調にSQ2に進んだが、惜しくもSQ3進出はならなかった。スプリントレースで、各車がピットストップを行った後、ダニエルは8番手から9番手を走行していた。しかし終盤にタイヤに苦しみ、最終結果は10番手ということになった」
■ダニエル・リカルド(スクーデリア・アルファタウリ)
スプリント・シュートアウト=11番手(SQ1=12番手2分00秒177:インターミディエイトタイヤ/SQ2=11番手1分57秒687:インターミディエイトタイヤ)
スプリント=10番手(11番グリッド/タイヤ:ウエット→インターミディエイト)
スプリント予選のコンディションは、昨日とほぼ似たものだった。昨日の走行後、自分自身がコーナーでの走りを改善する余地があると思った。今日の走行を終えてみて、少し良くなり、また一歩前進したと感じている。
今年の短いセッションでのスプリント予選に参加するのはこれが初めてだった。タイミングが重要で、いつ行くべきかを把握している必要がある。セッション終盤の走行を、他のマシンより早い段階で行ったので、それがタイムに少し影響したかもしれない。ライバルたちはタイムを更新することができた。
SQ3に楽に進めるマシンではないと考えていた。このスプリント予選の結果は、僕たちの真のペースからそれほど遠くないものといえるかもしれない。全体的に、進歩していると感じるので、その点には満足している。
スプリントレースの序盤には、ペースを維持することができ、順調だと感じていた。でも路面が乾き、最後の3周を迎えると、タイヤの状態が悪くなり、マシンのペースが落ちるのを感じた。
9番手を走行中、自分の位置を把握していたし、前にフェラーリとマクラーレンのランド(・ノリス)のマシンが見えていた。彼らはセカンドセクターで差を広げたが、ストレートでついていき、彼らを視界にとどめていた。
ペレスがコースオフするのを見たが、終盤は、マシンのパフォーマンスが大幅に低下して、チェッカーフラッグを前に、ラッセルとオコンにオーバーテイクされてしまった。
レース後、どのマシンのタイヤもボロボロの状態に見えた。僕たちが、ライバルよりもペースが低下した理由を理解する必要がある。
ポイントを獲得できればよかったけれど、タイヤがどれだけ持って、コース上にとどまれるのかが分からない状況だったので、チェッカーフラッグを受けることができてうれしいよ。
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