MotoGPのシーズン後半戦開幕を前に、ヤマハは2023年限りでフランコ・モルビデリと袂を分かつことを発表。さらにその後、後任としてアレックス・リンスの加入を発表した。　リンスはスズキの撤退に伴い、今季はLCRホンダからMotoGPに参戦しているが、ホンダからのサポート不足に対する不満を様々な場面で露わにしていた。　リンスはアメリカズGPで優勝し、今季これまでのところホンダ陣営で唯一のウイナーとなっているにも関わらずサポートは強化されず、ファクトリーチームのレプソル・ホンダがフランスGPで初めて使用したカレックス製のシャシーもテストすることができなかった。　リンス自身はホンダ陣営に残り、数年後にはファクトリーチームにステップアップする可能性さえ模索していたが、ヤマハへの移籍を決断するという結果となった。　ホンダとリンスの契約は2年間だったが、リンスの契約にはファクトリーチームからオファーがあれば契約を解除できる条項が含まれていたと考えられている。 …読み続ける