ハースF1&ヒュルケンベルグ、VF-23のデグラデーション問題の原因を理解も「状況改善には長い時間がかかる」
ハースのニコ・ヒュルケンベルグは、複雑なタイヤのデグラデーション問題に対して何をすべきかチームはわかっているが、残念ながら解決策は「その辺に転がっているわけではない」と述べている。
ハースのVF-23は予選で目覚ましいスピードを発揮しており、ヒュルケンベルグは過去6戦のうち4戦の予選でトップ10入りしている。しかしハースにとって日曜日は別の話で、タイヤのデグラデーションが毎回のように、ヒュルケンベルグとチームメイトのケビン・マグヌッセンの努力を台無しにしている。
ヒュルケンベルグによると、ハースのエンジニアは何カ月もこの件についてマシンに取り組んできたが、解決策を練るのは重荷を引きずるようなプロセスになっているという。
「僕たちは原因と、何がそれを起こしているのかということをわかっていると思う」とヒュルケンベルグは先週末にスパ・フランコルシャンで語った。
「でもそれを修正してパフォーマンスを大きく上げるのは、その辺に転がっているようなことではなくて、もっと複雑なことだ」
「今年はまだ状況を改善することができると思う。ある程度までは確認中だし、自分たちにかかっている。僕たちは証明して見せなければならない。でもそれは長い時間がかかることだ」
またヒュルケンベルグは、スパの高速コーナーでハースの弱点が“露呈”されたと指摘した。
「僕たちが必要としているものだ。でも本当に必要なのは、僕たちの助けになるいくつかのアップグレードと実際のパフォーマンスだ。それが僕たちに必要なものだ」
「もちろんこのコース(スパ)では、僕たちのマシンの弱点がまたしてもさらされてしまった。どのセッションでもラップでも競争力がなかったのは、それが理由だと思う。だからやるべきことはたくさんある」
ヒュルケンベルグにとってベルギーGPの週末は、“忘れるべきもの”だった。金曜日の予選ではQ1の最終アタックでチームのミスにより最下位となり、土曜日のスプリントでは17位という有様だった。
「僕たちにとってかなり厳しい週末だった。だから今回のことは忘れてリセットし、態勢を立て直してサマーブレイクの後にはもっと強くなって戻ってくるよ」
「今は新しいエンジンがある。それが僕たちをどこまで伸ばしてくれるか見てみよう」
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