F1オランダGP FP1:フェルスタッペンが最速。0.2秒差の2番手に復調のアロンソが続く
2023年F1第14戦オランダGPのフリー走行1回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は9番手だった。
サマーブレイク明けの走り始めとなったフリー走行1回目は曇り空のもと、気温20度、路面温度30度というコンディションで、現地時間12時30分より開始された。なお、今回のドライタイヤのコンパウンドはハードがC1(ホワイト)、ミディアムがC2(イエロー)、ソフトがC3(レッド)となる。
また、フェラーリは、各車につきシーズンに1回、キャリアのなかでF1レースに出場した経験が2回以内のドライバーを起用しなければならないというレギュレーションにあたり、このフリー走行1回目でカルロス・サインツに代わり、テスト&リザーブドライバーのロバート・シュワルツマンを起用した。
オレンジ・アーミーとも評される熱狂的なフェルスタッペンファンが詰め掛けるなか、ハードタイヤを履いたフェルスタッペンは最初の計測で1分15秒393をマーク。0.044秒差でセルジオ・ペレス(レッドブル)が続き、セッション序盤からレッドブルがタイミングモニターの最上位につける。
セッション序盤からスピードを見せるメルセデス勢のルイス・ハミルトン(メルセデス)が同じハードタイヤで2番手に浮上するも、フェルスタッペンから0.6秒落ちという状況。さらに3番手にミディアムタイヤを履いたバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がつける中、セッションは残り40分を切った。
一方、サインツに代わってSF-23のステアリングを握ったシュワルツマンだったが、8周を走行後は長時間ピットでの作業を強いられる状況に。また、マクラーレンの2台や角田はセッション序盤はチェックランに徹し、タイム計測を実施せずにセッション後半を迎えた。
また、セッション後半に差し掛かろうかというタイミングで初めてコースに出たランス・ストロール(アストンマーティン)だったが、マシンからの異音を訴えタイム計測に至らず。
各車ハードかミディアムで周回を重ねる中、ミディアムタイヤで1分14秒292をマークしていたローガン・サージェント(ウイリアムズ)がソフトタイヤを装着し、1分12秒814をマークし暫定首位に浮上。ハードタイヤを履いたフェルスタッペンとは0.377秒差となった。
それを見てか、今度はペレスがソフトタイヤを装着。トラフィックの影響もある中、1分12秒439でサージェントを0.375秒引き離す。なお、フェルスタッペンがハードタイヤで記録したタイムからは0.752秒というタイムだ。
セッション残り19分を切ったところでニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)がターン13で単独スピンからクラッシュ。これでセッションは赤旗中断となる。
なお、赤旗導入直前にはソフトタイヤを履いたハミルトンがセクター1全体ベストを更新、セクター2も自己ベスト更新中という状況だった。
セッションは残り11分で再開。このタイミングでフェルスタッペン、そして角田もソフトタイヤに履き替えている。フェルスタッペンはトラフィックの影響を受けながらも1分11秒852をマークしトップの座を取り戻す。
その直後にはハミルトンが1分12秒225をマークして続くが、そのタイムをフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が上回り、フェルスタッペン、アロンソ、ハミルトンというオーダーでチェッカー。
フリー走行1回目最速はフェルスタッペン。0.278秒差の2番手にアロンソ、そしてそのアロンソから0.095秒差の3番手にハミルトンと、チャンピオン経験者がトップ3を締めた。
角田はソフトタイヤで1分12秒749までタイムを上げ9番手。なお、フェラーリ勢とアルファロメオ勢はソフトタイヤを履かずにフリー走行1回目を終えた。また、ストロールはパワーユニットトラブルにより、タイムを記録できないままセッションを終えた。
F1第14戦オランダGP、続くフリー走行2回目は日本時間25日23時より行われる。
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