ポールのフェルスタッペン「タイヤで間違いを犯したがそれも経験。最終的にすべてうまくいった」レッドブル/F1第14戦
2023年F1オランダGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはポールポジションを獲得、セルジオ・ペレスは7番手だった。
フェルスタッペンは、Q1ではグラベルトラップに飛び出す場面もあり、「全くグリップがない」とRB19に不満をもらしていたが、2番手で通過。コンディションが改善し始めたQ2では最後にトップタイムをマークした。
Q3序盤、フェルスタッペンはまずインターミディエイトタイヤでコースに入ったが、すぐにソフトに交換。しかし、レッドブルのふたりがタイムを出す前に、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)がクラッシュし、赤旗が出てしまった。セッションが再開された時点で残り時間は約8分。最初のアタックでフェルスタッペンは3番手、ペレスは6番手となったところで、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のクラッシュで再び赤旗中断となり、残り約4分での戦いになった。全員がタイムを更新するなかで、フェルスタッペンはトップに立ち、ペレスは7番手という結果に。フェルスタッペンは2番手ランド・ノリス(マクラーレン)に0.537秒差をつけて、オランダGPでの3年連続ポールポジションを達成した。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 1番手(1分21秒631:インターミディエイトタイヤ/18周)
予選 1番手(Q1=2番手1分20秒965:インターミディエイトタイヤ/Q2=1番手1分18秒856:インターミディエイトタイヤ/Q3=1番手1分10秒567:ソフトタイヤ)
今日のようなコンディションで新しいターマックのトラックで予選を戦うのはとても難しいものだが、最後のラップはとても楽しく走ることができた。今日重要だったのは、トラブルを避けて、良いラップを走り続けることだった。
この数戦、ウエットコンディションに見舞われているけれど、ザントフォールトでは初めてのことだ。Q3では、風と乾きつつある路面コンディションが大きな要素になった。最後のラップは、ターン1が少しトリッキーだった。でもチームは今日、すべてのことについて正しい判断を下してくれた。
ホームグランプリでは、観客に良いパフォーマンスを見せたいと思い、プレッシャーがかかるものだが、やり遂げたときには最高の気分になる。ここでポールポジションを獲得できて、とてもうれしい。明日に向けて強力なマシンを用意してあるので、何ができるか見ていこう。
(走行後に自身の公式サイトに対して語り)インターミディエイトに熱を入れるのが難しく、ミスが出やすい状況だった。でもそういうコンディションを僕たちはうまく管理することができた。最後にスリックタイヤを履けるようになった時も、コース上に乾いたラインがひとつしかない箇所がいくつかあった。そのため、多少リスクを冒さなければならなかったけれど、最後のラップはとても楽しく走れたよ。
(Q3で最初にインターミディエイトを履いたことについて語り)このトラックでこういうコンディションに遭遇したのは初めてだったので、風とか太陽によってコースが乾くタイミングについて、少し過小評価していた。でも走り出してすぐに、間違ったタイヤであることに気付いた。こういうことから学習して、それを今後に生かす。最終的には、大きな影響はなかったし、正しいことができた。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 3番手(1分22秒631:インターミディエイトタイヤ/18周)
予選 7番手(Q1=13番手1分21秒972:インターミディエイトタイヤ/Q2=8番手1分19秒856:インターミディエイトタイヤ/Q3=7番手1分11秒880:ソフトタイヤ)
難しい予選だった。コンディションが変化し、赤旗が何度か出たんだ。ここはオーバーテイクが容易なサーキットではないということもあって、もっと上位を獲得したかった。でも今日のコンディションはとてもトリッキーで、特に終盤が難しかった。
Q3での戦略は、今から考えると理想的ではなかったかもしれない。ダブルプッシュでアタックするのが最善であると考えたが、シングルラップのアタックをする方が、タイヤの面でよかったのだと思う。
今は、明日のレースを楽しみにしている。僕たちのマシンはレースパフォーマンスが優れている。金曜のプラクティスとシミュレーションで、強力なレースペースを発揮できたから、明日、順位を上げていけることを期待している。
サマーブレイク前の勢いを維持して戦いたい。レースのなかでポジションを上げていって、表彰台をつかむことができるはずだ。
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