予選でのペレスは「ほとんど自信がなかった」とレッドブル代表。ライバル陣も理解し難いパフォーマンス差/F1第14戦
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウォルフは、レッドブル・レーシングにおいてマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの間にあるパフォーマンス差は理解し難いと述べている。
シーズン最初の4戦ではフェルスタッペンと勝利を分け合っていたペレスは、モナコから始まった大きなスランプに耐えていたが、そこから部分的にしか回復できていない。モナコGPの予選Q1での失態が、ペレスの負のスパイラルを引き起こした。それはその後のレース結果にも影響を及ぼし、フェルスタッペンが連勝を挙げるなかでペレスのタイトル獲得のチャンスが阻まれたのは言うまでもない。
ペレスは予選で3番手になったベルギーGPでは調子が好転したが、先週末のオランダGPではふたたびフェルスタッペンから大きく離され、土曜日の予選Q3のタイムは1.3秒遅れとなった。多くの人々にとってあのパフォーマンスはよくあることだったが、ウォルフは奇妙に感じたという。
「チェコ(セルジオ・ペレスの愛称)は愚かではないと思う」とウォルフが語ったと『The Race』は報じた。
「我々はここ何年もの間見てきた。チェコはグランプリ優勝者だ。複数回のグランプリ優勝経験がある。彼はレーシングポイントですでに優勝していたのだ。だから私には理解できない」
「マックスがすべてのチームメイトをダメにしてきたのを我々は目にした。自分に合わせたマシンを作り出す能力があったとしても、それをコントロールするのは非常に難しいことだ。だがコントロールできたら速くなるし、あのような差も生み出すことができる」
「1.3秒だ。私はいかなる明瞭な説明も耳にしていない。しかし……おかしなことだ」
ペレスがこのことに触れるのはこれが初めてではないが、予選後にペレスは、セッション中にウエットからドライにコンディションが変わったことで厳しい状況になったと言及した。また、Q3でのダブルプッシュ戦略はおそらく最適ではないと感じたという。
ペレスのパフォーマンスについてレッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、困難なコンディションのなかでベストを尽くしたと感じたとコメントした。
「誰にとっても同じことだ。コースに出てグリップを感じ取り、ラップを刻むだけだ。だがどういうわけか彼にはほとんど自信がなかった。マックスは確かに自信を持っているが」とホーナーは語った。
「誰もがマックスのような自信を持っているとは思わない」
「彼(ペレス)にとってより厳しいセッションだったが、彼の周りで他のドライバーが苦戦していた。たとえばオスカー(・ピアストリ)が彼の後ろに来るとは予想していなかった」
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