バニャイヤの今季の強さはどこから? ブレーキング、ドゥカティへの知識、良いチームとライバルは指摘
2023年シーズンのMotoGPは折返しを過ぎたところだが、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが2連覇に向けて盤石の態勢を築きつつある。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は、バニャイヤの走りについて“ソファでくつろいでいる”かのようだと語った。 今季はMotoGPクラスでスプリントレースが新たにスタートしているが、バニャイヤはスプリントと決勝のダブル優勝を3回も記録。丁度シーズンの半分となる10戦を終えた現時点のランキングで、バニャイヤは2番手のホルヘ・マルティン(プラマック)に対して62ポイントのリードを築くに至った。 バニャイヤは決勝で3回ノーポイントを記録してはいるものの、完走した8戦中7回で表彰台を獲得。高い安定感を示していることが、ライバルとの差に反映されている。 第11戦カタルニアGPでライバル達はバニャイヤの今季の強みについて聞かれたが、同じドゥカティ陣営のライダーからはブレーキングが指摘されている。彼らはその点から様々なサーキットで差をつけることを可能としていると話した。「(バニャイヤは)勝ってるからね! まあ、そんな単純ではないんだけどね」とマルティンは言う。「あるひとつのコトが要因なんじゃなくて、色々な要因がある。ときには僕のほうが少し優れていることもあれば、彼が他の場所では優れていることもある。僕としては、普段から彼はブレーキングが強みになっていると思う。僕も近づいてはいるんだけど、彼のブレーキングは信じられないほどなんだ!」 VR46のマルコ・ベッツェッキもマルティンの意見に同意しており、次のように語った。 …読み続ける
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