メルセデス、最高速は上位勢から10km/h差……イタリアGP予選で大きな弱点が露呈「空気抵抗が大きすぎる」
超高速のモンツァで行なわれたF1イタリアGPの予選では、フェラーリのカルロス・サインツJr.がレッドブルのマックス・フェルスタッペンを破ってポールポジションを獲得した。 一方でメルセデスはジョージ・ラッセルがサインツJr.から0.377秒差の4番手。ルイス・ハミルトンは0.526秒差で8番手となった。 こうした結果を受けてメルセデスのトト・ウルフ代表は、スピードトラップで下位に沈んだことが結果に直結しているとの考えを語った。 予選での各車の最高速を見てみると、第1シケインから212m手前に設置されたスピードトラップでメルセデス勢は20台中最も遅い2台だった。ラッセルは338.6km/h、ハミルトンは340.6km/hだった。 一方でポールのサインツJr.は350.8km/h、予選2番手のフェルスタッペンは344km/h。スピードトラップで最速を叩き出したのはハースのケビン・マグヌッセンで、速度は351.9km/hだった。 上位から10km/h落ちという結果についてウルフ代表は、チームが行なった空力パッケージの選択とは無関係だと説明。その代わりに、今季マシンW14の空気効率が十分ではないことが原因だと指摘している。「空気抵抗が大きすぎる」とウルフ代表は言う。「こういう高速サーキットにとって、このマシンは空気抵抗が大きすぎるんだ」「トップスピード(スピードトラップ)の表を見ただけだが、我々はどこでも最下位だ」「空気抵抗が大きくてストレートが速くなくても、良いラップタイムを引き出すことはできる。でも全体的に見れば、モンツァにおいて空気抵抗が大きすぎるというのは間違いない」 …読み続ける
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