アルファタウリF1のトスト代表「この2年半で角田が見せた成長には非常に満足」ラインアップは継続性を重視
9月23日、スクーデリア・アルファタウリは、2024年シーズンも角田裕毅とダニエル・リカルドを起用すると発表した。現在リカルドの代役としてアルファタウリからF1に参戦しているリアム・ローソンは、来年もレッドブルとアルファタウリのリザーブドライバーを務めることになる。
角田はFIA F3、FIA F2を経て2021年にアルファタウリからF1にデビューし、今年で3年目を迎えている。この2年間はチームも苦戦しており、今シーズンの角田は第16戦シンガポールGPを終えた時点で入賞は3回にとどまっている。
一方のリカルドは、第11戦イギリスGPを最後にシートを失ったニック・デ・フリースの後任として、第12戦ハンガリーGPからチームに加入。第14戦オランダGPではフリー走行2回目にクラッシュを喫し左手の中手骨を骨折したため現在は療養中で、レッドブルのリザーブドライバーであるローソンが現在まで角田とともにAT04のステアリングを握っている。
アルファタウリの2024年のドライバーラインアップについてトスト代表は、角田とリカルドはグリッド上で最も強力なペアのひとつになると語った。
「来年、技術規則は大きくは変わらない。そのため我々のドライバーラインアップについても継続性を求めることが理にかなっていた。この2年半で裕毅が見せた成長には非常に満足しているし、ダニエルの素晴らしい優勝経験もあるので、我々は2024年のグリッド上において最も競争力のあるペアのひとつを揃えることになる。ピーター(・バイエル/アルファタウリCEO)とローレン(・メキース/次期チーム代表)は、正しい方向に向かって新しいシーズンをスタートさせるための素晴らしいふたり組を持つことになるだろう」
またアルファタウリのピーター・バイエルCEOは、3人のドライバーについて次のように述べた。
「ダニエルと裕毅はレースで素晴らしい走りを見せただけでなく、チームとこのスポーツの偉大なグローバル・アンバサダーでもある。リアムはわずか3レースでF1のスポットライトを浴びることになったが、彼の将来に向けて準備を続けられることをとてもうれしく思う」
2024年もレッドブルとアルファタウリのリザーブドライバーを務めることになるローソンについて、トスト代表は、今後もチームを助けてくれるはずだと期待を寄せた。
「これまでのレースでいい印象的を与えてきたリアムに関しては、サードドライバーとして開発の役割のなかで間違いなくチームを助けてくれるだろうし、近い将来彼にはF1での未来があると確信している」
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