アルファロメオF1、メキシコシティのFP1でリザーブドライバーのプルシェールを起用

 

 アルファロメオF1チームが、第20戦メキシコシティGP(メキシコGP)の金曜フリープラクティス1回目に、リザーブドライバーのテオ・プルシェールを起用することを明らかにした。F1のルーキーテスト規則に基づくもので、プルシェールはバルテリ・ボッタスのマシンで走行する。

バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
2023年F1第19戦アメリカGP バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

 F1を目指すドライバーがF1マシンでテストを行う機会が少ないため、レギュレーションにおいて、チームは、1シーズンのなかで、各マシンごとに1回ずつ、金曜プラクティスで若手ドライバーを起用しなければならないと定められている。対象となるのは、キャリアのなかでF1レースに出場した経験が2回以内のドライバーだ。

 プルシェールは、2022年F1アメリカGPで、FP1での初走行を経験、今シーズンの登場は初となる。プルシェールは今年FIA F2に参戦、最終ラウンドのアブダビを前に、現在ランキング首位に立っている。

 シーズン終盤に差し掛かっているものの、ほとんどのチームがまだFP1でルーキーを走らせていない。サンパウロGP(ブラジルGP)はスプリント・フォーマット、ラスベガスは初開催であるため、メキシコと最終戦アブダビで、多数の若手ドライバーが走行する見通しとなっている。

 メキシコでは、メルセデスがフレデリック・ベスティ、アルピーヌがジャック・ドゥーハン、ハースがオリバー・ベアマン アルファタウリがアイザック・ハジャルをそれぞれ走らせることが発表されている。

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