2024年は”3度目の正直”なるか。メルセデスF1、敗れ去ったサンパウロGPで「根本的な変化が必要だと再認識できた」
スプリントフォーマットで開催されたF1サンパウロGPでメルセデスは悲惨な週末を過ごし、来季に向けてマシンのデザインコンセプトを一新するという決断が正しいモノだったと改めて認識する機会になったようだ。 テクニカルレギュレーションが刷新され、グラウンドエフェクトカーが復活した2022年から、メルセデスは独自のデザインコンセプトを貫いてきたが、今季これまでのところ未勝利の2023年型マシンW14が開発目標を達成できなかったのは明らかだった。 メルセデス昨年、サンパウロGPで1勝をマークしたものの、2023年も苦しいシーズンを過ごすこととなった。そのため、チームはコンセプトをゼロから構築する方向転換を決断。大きなリスクを孕んでいるものの、メルセデスは現在のコンセプトに未来はないと確信している。 苦戦を示す顕著な例となったのが今年のサンパウロGPだ。F1スプリントではジョージ・ラッセルが4位に入った一方で、ルイス・ハミルトンはアップデートで戦闘力を増したアルファタウリの角田裕毅に交わされ7位。決勝ではハミルトンが3番手スタートから8位フィニッシュ。ラッセルに至っては完走することができなかった。 サンパウロGPでの結果が現行レギュレーションを理解しているという自信を失わせたのではないか? と尋ねられたメルセデスのウルフ代表は、次のように答えた。「いや、我々が行なった措置が必要なモノであるということが確認できたと思う。少なくとも、根本的な変化という方向性が正しいということが確認できた」「昨年、我々はインテルラゴスの週末に、土曜日も日曜日もライバルを完膚なきまでに打ちのめした。そして『今持っているシャシーで続けることが正しいことなのでは?』という感じになった」「今となってはその答えも明らかだ。チーム全体にとって恐ろしいことだ。新しいシーズンをスタートさせて、新しいマシンに集中したい」 …読み続ける
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