F1の最高責任者を長く務めていたバーニー・エクレストンが、拳銃を不法所持していたとしてブラジルの警察に逮捕されたことが分かった。ただすぐに罰金を納めたことで、解放されている。
　エクレストンは現地時間の5月25日（水）21時30分に、プライベートジェットでスイスに向かうため、ブラジルのヴィラコッポス国際空港でX線での手荷物検査を受けた。その際、荷物の中に銃弾の装丁されていない32口径の拳銃を所持しているのが発覚。エクレストンは空港警察で逮捕された。銃弾は所持していなかったという。
　地元警察の声明によると、現在91歳のエクレストンは、逮捕拘束された後、6060レアル（約16万円）の罰金を即座に支払い釈放。予定通りスイスへと向かったという。
　エクレストンは、ブラジルに自身が所有する農場で、拳銃を所有していることを認めたという。しかし荷物の中にそれが紛れているのに気付かず空港で手荷物検査を受けてしまい、しかも所持する際に必要な書類は持ち合わせていなかったようだ。
　エクレストンはFIAの副代表であり、世界モータースポーツ評議会のメンバーでもある妻のファビアナと共に、今月ブラジルで開催されたいくつかのイベントに参加し、欧州に戻るところだった。
 
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