シューマッハー「10cmほどラインを外れてしまい、グリップを失うにはそれで十分だった」:ハース F1第7戦決勝

 

 2022年F1第7戦モナコGPの決勝レースが行われ、ハースのミック・シューマッハーとケビン・マグヌッセンはともにリタイアでレースを終えた。

■ハースF1チーム
ミック・シューマッハー 決勝=リタイア

ミック・シューマッハー(ハース)
2022年F1第7戦モナコGP ミック・シューマッハー(ハース)

 体は大丈夫だよ。でも、気分は最低だ。ペースが良かったのは間違いなくて、ただクルマをコース上に留めておきさえすれば良かったのに、悔しいことに僕にはそれができなかった。ペースについては確かな手応えがあり、これならアタックもプッシュもできると感じていた。

 残念ながら、あそこではほんの少しラインを外してしまった。おそらく10センチほどだったと思う。でも、あると思ったグリップを失うにはそれだけでも十分で、その結果としてああいうことが起きてしまった。

■ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 決勝=リタイア

ケビン・マグヌッセン(ハース)
2022年F1第7戦モナコGP ケビン・マグヌッセン(ハース)

 パワーユニットに何らかの問題が起きて、リタイアするしかなかった。残念ながら、僕らにはどうすることもできなかった。

 乾いたライン上をフルウェットタイヤで走っていたことを考えれば、レースでのペースはかなり良かったと思う。実際、問題が発生するまでは(ピエール・)ガスリーを背後に抑え、(バルテリ・)ボッタスに迫っていくことができたんだ。果たして僕らがどこまで行けるのか、ピットストップの前後がエキサイティングな局面になるはずだったんだけどね。残念なことに今日はポイントを獲れなかったけど、僕らのクルマならそれは十分に可能で、そこを目指して戦うことはできたと思う。

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