アレックス・マルケス、最後尾から追い上げ10位で”クビ”遠のいた? 「毎回の結果が僕には重要」

 

 アレックス・マルケス(LCRホンダ)の母国スペインで行なわれたMotoGP第9戦カタルニアGP。彼は決勝レースを10位フィニッシュという結果で終えたが、将来に向けてこのレース結果は重要なものだったと振り返った。
 マルケスはカタルニアGP予選前に行なわれたFP4で激しいクラッシュを喫してしまったため、予選に出走できず。決勝は最後尾からの出走となっていた。
 だが1周目からマルケスは順調にポジションを上げていき、最後は10位でフィニッシュすることに成功。レース後、マルケスはLCRホンダでの将来が不透明な自分にとって、今はどの結果も重要なものだと語った。
「素晴らしい、と言いたいけど、そこからは程遠い。10点満点で6点を付けたい」
 マルケスはそう語った。
「素晴らしいとはいえないけど、良かったよ。僕らは今週末を生き延びることができた。最後尾からのスタートだったんだ」
「どのラップも、自分の100%を出そうとトライしていたし、楽しもうとしていた」
「それだけだよ。リヤのソフトタイヤをマネジメントしようともしていたけどね。ソフトが僕のレースで使うことを計画していた唯一の選択肢だったんだ」
「ホンダやミシュラン、皆からも本当にそれで大丈夫かと、100回は聞かれたと思う」
「ミディアムやハードではコーナー進入で乗っていられなかった。(ソフトが)唯一の選択肢だったんだ。そうして、僕らはこの本当に厳しい週末を乗り切ることができた」
「今は、ひとつひとつの結果が僕の将来にとって、すべてにとって重要なんだ」
「さっきも言ったけど、この調子を維持して、マシンの改善を続けて、ホンダのファクトリーを助けられるようにしていきたい」
 なおマルケスのチームメイトである中上貴晶は、このレースで転倒した結果、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)とアレックス・リンス(スズキ)を巻き込んでしまったため、大きな論争を引き起こすことになった。
 中上とマルケスは共に2023年以降の契約をまだ結べていない状況で、シートを確保できるかは不透明な状況とされている。中上のシートには、Moto2クラスに参戦中の日本人ライダーである小椋藍が後任となる可能性が挙げられている。
 マルケスのシートについても、現在ドゥカティに所属するジャック・ミラーが出戻るという見方も一時はあった。ただ現在、ミラーはKTMのファクトリーチームへ加入する予定だと見られている。
 
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