【F1】PU利用状況から見る今後の展開考察(第11戦オーストリアGP終了時点)前編

 

PU利用状況(Google スプレッドシートで公開中)

MGU-KとESとCEは、夏休み明けにホモロゲ―ションが行われるために、夏休み明けに、新設計やバージョンアップ版の導入が期待される。

その為に、すでに、ESとCEが2基目になっていたり、MGU-Kが3基目になっているとペナルティを受ける可能性が高い。ESとCEのアップグレードは、レースペースに影響するがペナルティを受けてまでも交換する意味があるとは思えない。特に、中段チームは考えなければならない。抜けるサーキットで且つエネルギーマネージメントに苦労しそうなイタリアやアメリカなどで新型が使えればいいと考える可能性も高い。それらを踏まえて、現状のPU利用状況を見ると、ペナルティが大きなファクターになってくると思われる。
この考察は、PUのマイレージだけを考えて、レース中の不意の破損は考えていない。考えられない物を含めると、考察ではなくなってしまう。

問題が無いのは、「メルセデスのハミルトンとラッセル」/「レッドブルのマックス」/「マクラーレンのリカルド」の4人だけ。

次点で、ウィリアムズのラティフィとアストンマーティンのストロール。

他の14名は1回か2回のペナルティが予測できる。

酷いのは、アルファタウリだ。
ガスリーのナンバー3PUは既に7戦のマイレージがある。角田は、カナダでペナルティを受けているので、まだ3戦だ。ガスリーのPUはマイレージも嵩んでいる。次は、ガスリーのホームグランプリで、ペナルティは考えにくいが、フランスはPUの負荷も高いグランプリだ。抜ける場所もあるために、ペナルティを受けるには次々戦のハンガリーよりも適している。ベルギーまでの2戦を耐えれば、いいのだが難しい状況ではないだろうか?もしかしたら、ナンバー2のPUが生き残っている可能性もあるのだが、内部の情報がないので解らない。特に、ガスリーはオーストリアであまりいいパフォーマンスではなかった。交換してもよかったのでは?
角田の状況は明確だ。あと1回のペナルティで乗り切る方法を考えればいい。マイレージを考えると、イタリアかシンガポールでのPUナンバー4を捨てる交換を行い。残りを1基で走り切る。苦しい戦いを続けなければならないが、マシンを壊さないで走り切ることを続けていけば、後半の日本/アメリカ/メキシコ/ブラジル/アブダビは、戦えるのではないだろうか?

ウィリアムズは、アルボンがESとCEがマイレージが溜まっているが、もともと10戦以上は走るユニットだと考えれば、ベルギーでペナルティを受けて交換するだけであとは走り切れるだろう。ラティフィは現在使っているESとCEは3戦目最後まで引っ張れる可能性を残している。新型のと入が無理なので、MGU-Kの新型を導入するときに同じリビジョンのユニットにしなければだめだと、ペナルティになる。可能性のレベルで最後まで走り切れる。しかし、現実的に考えると、ベルギーでペナルティを受けてESとCEを交換するのが良いように思える。ベルギーでなく、オランダやイタリアという可能性もある。他のチーム次第ではないだろうか?

アストンマーティンもウィリアムズと似たような状況だ。
ベッテルは、3基目のMGU-Kを使っているので、ペナルティは必須だろう。受けないで、最後まで走り切れるとは思えないが、利用状況で言えばアゼルバイジャンで投入しているので、マイレージとしては余裕がある。なので、ぺなるいてぃをうけるとしても、ベルギー/オランダ/イタリア辺りではないだろうか?ストロールの状況は、ベッテルよりも余裕がある。ESとCEが2基目で、3戦だけ利用している物でマイレージにも余裕がある。ペナルティを回避することも可能だろうが、どこかで新型を導入するのなら、1回のペナルティを受けるが、マイレージを考えれば、かなり余裕がある。

マクラーレンは、ノリスがペナルティの可能性がある。リカルドは、全マシンの中で一番余裕がある。年間8基使えるEXがまだ2基目だ。
ノリスもオーストリアで3基目のICE/TC/MGU-H/MGU-Kの封を切った。マイレージは使い始めたばかりで余裕がある。他のチームや予選の状況でベルギー/オランダ/イタリア辺りでペナルティを受ければ、走り切れるだろう。マクラーレンは、メルセデスとレッドブルの次にPUに余裕がある。戦略的にPUをストックすることも考えられるが、自分たちでペナルティのタイミングが調整できる。

ハースは、マグヌッセンもシューマッハも一度のペナルティは確定している。
マイレージが少しだけ嵩んでいるユニットがあるが、まだ余裕がある。フェラーリPUが夏休み明けに新しいパワーアップ(信頼性が上がったとは言っていない)したMGU-KとESとCEを投入すると言っている。そのために、夏休み明けまではペナルティは受けたくないが、マイレージは余裕があるので、PUが壊れなければペナルティは夏休み明けに一度だけ受けて、走り切れる計算だ。他のフェラリーPU勢にも言えることだが、今年のフェラーリPUはマイレージに関係がなく壊れる印象がある。ただ面白いのは、他のチームを見てもユニットの投入がバラバラなのがフェラーリPUの特徴になっている。その為に、壊れたユニットだけを交換して5グリッド降格ペナルティで終わる可能性が残されている。

アルファロメオは、すでに一度ボッタスがEXを除くすべてのユニットでペナルティを受けている。マイレージは、ESとCEで9戦。MGU-Kは1戦。ICEは3戦。TCとMGU-Hは6戦(モナコを含む)。と、それほど嵩んでる印象はない。今年のフェラーリPUの問題が出ているように思える。アルファロメオは、どこかのユニットが壊れて、一つか二つを買えるくらいなら全部を交換した方がいいと判断した可能性もあるので、次戦以降を見てみる必要がある。周もペナルティは必須だ。EXを除くすべてがリーチ状態なので、新型のMGU-KとESとCEが投入されるタイミングでペナルティを受けるだろう。

アルピーヌは、アロンソがすでにスペインでペナルティを受けている。次戦はオコンのホームでチームのホームでもあるので、ペナルティは避けたいだろうが、アロンソは6戦とマイレージが嵩んでいる。オコンは3戦が終了した段階なので、マイレージには余裕がある。アロンソのPU次第ではアロンソはあと2回のペナルティを受ける。フランスで新品の封を切って、残りのレースは走り切るのは難しいので、どこかでもう一度ペナルティを受けることになるだろう。オコンは、他のチームの状況と似ているので、1回だけペナルティを受けるだけで走り切れるだろう。

メルセデスは、問題はない。予定通りなのだろう。スペインで2基目のPUを入れている。モナコは、ナンバー1で走っているだろうから、実質は5戦のマイレージだ。余裕はないが、余裕なのだろう。今季は、優勝が狙えそうなサーキットが少ないために出力を絞っているのかもしれない。今後も全開で走ることはすくない可能性もあるが、PU面だけならペナルティは必要ないだろう。もしかしたら、終盤に一度ペナルティを受ける可能性があるだけだ。去年のスパイシーPUを試す可能性もある。

レッドブルは、ペレスは1度のペナルティは必要だろう。現在、TCとMGU-Hが3基目を使っている。2基目の投入が第二戦と早かった。マイレージで8戦(モナコを含む)走った現在の状況では最長のマイレージだ。そのことから、8戦は走れるPUだと推測ができる。また、ESも11戦を走り切っている。マックは、メルセデスと同じでESとCEは11戦使っている。ペレスのTCとMGU-HとCEはペナルティがリーチなのでどこかでペナルティを消化するだろう。イタリアかな?セカンドグループのペナルティ状況で帰るかもしれないが、今年のマシンだとイタリアがベストなような気がする。マックスはPU面では心配するところがない。マイレージを考えれば、ベルギーでナンバー3のPUを使い始めて、残りを2基で走り切る戦略を使うだろう。フランスとベルギーはPUに厳しいが、ハンガリーはPU依存が低い。抜きにくいサーキットだ。オランダ。イタリアとPUの負荷が高いサーキットが続くので、現実的には、ベルギーで投入するのがベターな気がする。マイレージは最終戦のアブダビがきつくなるのだが、生き残っているPUがあることから、シンガポールや日本では古いスペックのPUを使う可能性がある。現状では、マクラーレンのリカルドと同じでマイレージにもPUの残りに関しても余裕がある。

さて、問題のフェラーリだが・・・。二人を分けて考える必要がある。

まずはサインツだが、オーストリアGPでPU部分がか出火した。PUが全損となると、次のフランスでペナルティを受ける必要が出て来る。全損ではなくて、交換したばかりのTCやMGU-HやMGU-Kが破損した場合は、問題を複雑にする。ビノット代表の言葉で、PUのマイレージは5-6戦が限界だと思われる(推測なので、一応7-8戦で考える)半分のレースが終了した段階だ。オーストリアで全損した場合には、フランスで全ユニットを交換してペナルティを受けることになる。夏休み明けに投入される予定になっている。ESとCEとMGU-Kの新型が間に合っていれば、フェラーリとしても意味が出て来る。サインツで実地テストができる。ポイントを考えれば、リソースをルクレールに集中させるべきだ。去年メルセデスが、ボッタスでテストを繰り返してペナルティを受けさせた方法だ。現状では、4位まで戻ってこられるだろう。サインツでPUのマイレージを考慮しないテストを行えば、ルクレールのワールドチャンピオンが見えて来る。

しかし、そのルクレールはPUの状況からみると、アロンソよりも厳しいと思われる。現状、カナダでペナルティを受けたルクレールだが、オーストリアの終盤でペダルの問題を抱えた。これが、変えたばかりのES由来ではないかと言われている。もし、フランスでESのペナルティを受けるようなことがあれば、致命的だ。ルクレールは、2回のペナルティの可能性がある唯一のドライバーだ。上部に張ってあるPU利用状況を見てもらえれば解るとは思うが、ESとEX以外は既にペナルティを受けている。ESもリーチだ。問題は、EXが6基目だという事だ。半分で6基使っている。カナダで2基入れているので実質は5基だが2戦で潰している計算だ。EXは3戦使って、1基残る数だ。8基まで許されている。このままのペースだと、イタリアでEXの基数が超過する。さすがに、そこまでではないと思いたい。PUもこれからマックスとの戦いでは余裕がある場面は少ないだろう。ここまでのルクレールは4-5戦で1基のPUを壊している。ベルギーで新しいPUを入れてペナルティを受けるか、オランダで新しいPUを入れるかだろう。イタリアでのペナルティは避けたいだろう(個人的には、ルクレールにイタリアでパネルティを受けてもらって、最後列から優勝とか見てみたい。ファイナルラップでマックスを抜いて優勝とか最高だと思うけど・・・)。計算上は、EXを除くユニットはその交換で最後まで走り切れる。EXは、イタリアはないとしても、日本かアメリカでペナルティをうけるのではないだろうか?初めてのユニット交換だから、10グリッド降格になる。

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