【F1】PU利用状況から見る今後の展開考察(第11戦オーストリアGP終了時点)後編

 

後編は、MGU-KとESとCEのホモロゲ―ションの問題もあり、ベルギーでPUの交換が行われる可能性が高い。

しかし、前編に書いているが、ベルギーでPUを交換しても、ペナルティを受けないのは4人だけだ。それ以外が好感してしまうと、少ない者でも10グリッド。ほとんどが最後列にならぶことになる。

ポイントでリードしているレッドブルはPUでは余裕がある。メルセデスは、PUの出力を絞っていると言われているので、マシン特性と合致する場所では出力を上げるだろうが、PUのマイレージには余裕を持っている。

フェラーリは、もしかして金曜日PUにも困り始めているのかもしれない。ルクレールはカナダで2基のPUを入れてペナルティを受けている。2基で回していると思いたい。しかし、ESとCEとMGU-Kの出力が上がった新型の準備が整ったと報道されている。ペナルティは必須だろう。ESは初めてのペナルティでMGU-KとCEは二回目だから、20グリッド降格で最後尾スタートが確定する。セカンドグループのペナルティ次第では、15-6番グリッドからのスタートの可能性があるが、メルセデスが復調していることから、抜いてくるのは難しい状況になっている。まだ、ペースには開きがあるので、抜きやすいサーキットでペナルティを受けるだろうが、ベルギーとオランダのどちらかになるだろう。後半にも、ブラジルがあるが。その時点では終戦になってしまう可能性もある。

ベルギー/オランダ/イタリアで、ペナルティ祭りになりそうだ。刻むメリットが少ない状況だ。そこかのレースで雨が降れば状況は変わる可能性もあるが、現実的に考えると、オランダが最有力だと思う。

4人を除く16名がペナルティを受けたら、どうなるのだろう?
フェラーリとルクレールにとっては、一番いいシナリオが、オランダかベルギーでペナルティを受ける者が多くなり、最後列に10台くらいが並ぶ状況になる。そうなれば、予選結果で並ぶのだから、ルクレールは11番手をキープできる可能性が高い。もし、16台が最後列に並べば、ルクレールは5か6番手(この場合、ペレスがいるため)スタートでペナルティをほぼ無くすことができる。予選が二部制になるのでわかりにくいが、フェラーリとしては最高の瞬間だろう。

【F1】PU利用状況から見る今後の展開考察(第11戦オーストリアGP終了時点)前編

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