フェルスタッペン、“パワー関連の小さな問題”により予選10番手「マシンを改善して上位を狙っていたのに」/F1第13戦

 

 2022年F1ハンガリーGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはトラブルのため10番手に沈んだ。

 チームは「マックスはQ3終盤にパワーロスに見舞われ、最後のフライングラップを開始することができなかった」と述べている。

 Q3最初のランでは「フロントエンドのグリップがなくなった」としてターン2でひどいロックアップをし、1分18秒823のタイムにとどまった。最終アタックでは、アウトラップのターン2でパワーロスを訴えた。ステアリングホイール上の設定での解決法を指示されたものの、問題は修正されず、チェッカーフラッグの前にラインを越えることができなかった。そのため、フェルスタッペンは最終的に10番手という結果になった。

 クリスチャン・ホーナー代表は、「我々はマックスがポールを獲得する可能性があると思っていた。昨日よりもマシンバランスの感触が大幅に改善していたのだ」と語った。

「しかしQ3最初のランではロックアップして不利な状況に陥り、2回目のランではパワー関連の問題によって本来出せるはずのラップタイムを記録することができなかった」

2022年F1第13戦ハンガリーGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2022年F1第13戦ハンガリーGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 4番手(1分43秒205:インターミディエイトタイヤ/10周)
予選 10番手(Q1=4番手1分18秒509:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分17秒703:ソフトタイヤ/:Q3=10番手1分18秒823:ソフトタイヤ)

 何が起きたのか、正確なことは分からない。ピットから出て行った後、リリースもパワーもなく、それを修正できなかった。コース上であらゆることを試みたんだけどね。この後、チームを話をする。すべて修復できるといいね。

 とてもポジティブな予選だったのに、明日10番グリッドからスタートしなければならなくて残念だ。僕たちは競争力が高く、ペースも良かった。

 ポイント上のアドバンテージが少しあるにしても、先頭からスタートすることが望ましい。ここはオーバーテイクが難しいし、トラフィックを抜けていくのは容易ではない。我慢強くレースをしていく必要があるだろう。面白いレースになることは間違いないよ。

(予選後の会見で語り)昨日よりずっと運転しやすいマシンになっていたのに、Q3でそれを示すことができなかった。パワーの問題が起きたからだ。

(『Sky Sports』に語り)大きな問題ではないと思う。ただ、走行中に解決できるものではなかった。すごくついてなかったよ。昨日の状況から好転させることができたのは素晴らしいことだ。何が悪いのかを理解し、僕たちとの相性が良くないコースにもかかわらず、ハンドリングがとても良くなった。トップ3からスタートしたかったし、その速さはあったと思う。うまく事態を好転させたのに、運悪く小さなトラブルによって10番手スタートになってしまった。

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