マルク・マルケス、回復更に進む。トレーニング強化&ライディング許可へ

 

 MotoGPに参戦するマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は右上腕骨折の手術を受けた結果、欠場が続いている。ホンダはマルケスの状態について最新情報を発表し、より強度の高いトレーニングが許可されたと明かした。
 マルケスは2020年のクラッシュで右腕上腕骨を骨折。3回の手術を経て2021年序盤戦から復帰していた。しかし回復の度合いが優れず、2022年シーズン序盤戦を終えた段階で4度目の手術を決意。第8戦イタリアGP後、5月末にアメリカのメイヨー・クリニックで手術を受けた。
 
 術後6週間が経過した時点で、今後は理学療法を進めていくと明かされていたマルケス。そして8月24日に最新情報が明らかにされた。発表によるとマルケスの骨は完全に癒合しており、今後はより変化に富んだトレーニングも許可され、右腕の状態をさらに理解するために、バイクに乗ることも許可されるということだ。
 メイヨー・クリニックのサンチェス・ソテロ医師はホンダのプレスリリースに次のようにコメントしている。
「今回、メイヨー・クリニックで外科手術を受けたマルク・マルケスに関して、評価を行なうことになった」
「幸いなことに、マルク・マルケスは可動域を大きく取り戻しており、筋肉の観点からも良く回復している。今回はCTスキャンとレントゲン写真を撮影したが、骨は完全に癒合していることを示していた」
 なおマルケスのレース復帰に向けた見通しは、依然として明らかとなっていない。しかしホンダ、そしてマルケスの両者は2023年型マシンの開発を考慮し、今シーズン終了までに復帰が叶うことを期待している。
 第13戦オーストリアGPでは久々にパドックに姿を現したマルケスだったが、彼はその際に体調が100%に戻るまで待つつもりはなく、“70〜80%”になれば復帰したいと語っていた。
「このリハビリの重要性は僕も認識している。さらに1週間は待つ必要があるとなれば、待つつもりだ」
「でも(体の状態が)70〜80%になって、MotoGPバイクにも”もう乗れる”と感じられたら戻ってくるだろう。というのもリハビリの最終段階でベストな手段はバイクに乗ることだからだ。バイクに乗る前に100%になるのを待つなんてできないよ」
 
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