大規模な改修工事が行われたスパ・フランコルシャン。ピレリF1責任者は「素晴らしい特性はそのまま」と評価
今週末のF1第14戦ベルギーGPを前に、スパ・フランコルシャンの運営会社は2500万ユーロ(約34億円)をコース改修に費やした。これにはコースの特徴を維持するとともに、スパ・フランコルシャンをF1カレンダーに残すという狙いがある。
冬の間に大規模な土木工事が行われ、有名なオー・ルージュとラディオンの複合コーナーではランオフエリアがさらに広げられた。なおサーキットでは5カ所のコーナーで再舗装が行われ、新たにグラベルトラップが設けられた。そのうちの1カ所は第1コーナーであるラ・スルスのヘアピンからオー・ルージュへ向かう途中にある。
「スパは、F1が現代に入り、我々が行くようになって以来の大改修を行ってきた」とピレリのモータースポーツ責任者を務めるマリオ・イゾラは述べている。
「新たなアスファルトに加えて、4カ所のコーナーでグラベルが新たに設けられた。コースの端により近いところだ。ドライバーはトラックリミットにさらに注意を払う必要があるだろう。また、鋭い砂利がサーフェスに入り込む可能性も高くなる。スパの素晴らしい特性はそのままで、コースを非常にエキサイティングなものにする、昔ながらのチャレンジのすべてが健在だ」
ハースのケビン・マグヌッセンは、改修が行われたスパについて、次のように語った。
「スパ・フランコルシャンに行くのはいつも楽しみだが、今年のコースの変更についてはあまりよく知らないんだ。新しいマシンとタイヤ、それにこの象徴的なコースを試すのは面白いことになりそうだ」
オー・ルージュはF1における最も伝説的なコーナーのひとつだ。長年にわたり、オー・ルージュはドライバーが“全開”で通過する場所だった。マグヌッセンは、2022年のグラウンドエフェクトマシンでも同じことになるだろうと予想している。
「2022年のマシンはこれまでのところ前のマシンと同様に、高速コーナーで優れていて速いことが証明されている。オー・ルージュでは今でもペダルを踏み込むことになると思うよ」
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