2026年からパワーユニット（PU）マニュファクチャラーとしてF1参戦を発表したアウディ。彼らは提携先と噂されるザウバーの株式を、早ければ2023年初めにも購入する可能性があるようだ。
　PUのレギュレーション変更が行われる2026年から新たに参戦すると以前から噂されてきたアウディ。レギュレーションの承認が行なわれたことを受け、8月26日に彼らは正式に2026年からPUマニュファクチャラーとしてF1へ参戦すると発表した。
「新規チームを立ち上げるつもりはない」と語るアウディの提携先は、現在アルファロメオと提携中のザウバーとなるのではないかと見られてきた。ただアウディは26日の段階ではまだ最終的な決定は下されていないと説明していた。
　既にアルファロメオとの2023年限りでの提携解消を表明しているザウバーだが、motorsport.comの姉妹サイトであるMotorsport-Total.comは、アウディによるザウバーの株式購入が、早ければ2023年初めにも行なわれる可能性があるという情報を入手した。
　関係者によると、アウディはザウバーの株式を来年初めの段階で25%購入する可能性があるという。さらに2026年のアウディ参戦に向け段階的に75％の株式を取得し、現所有者のフィン・ラウジングが25％の割合となる見込みだ。
　なおアルファロメオとの提携解消により、ザウバーは2019年以来の名称変更が必要となる。
　彼らはかつて参戦していたベネトンが、ルノーによる買収を受けたあとも2000～2001年にかけ”ベネトン”として活動していたように、アウディではなくザウバーとして参戦する可能性も残っている。
 
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