ブレーキトラブルに泣いたガスリー、予選17番手「ブレーキに触れるたびにフロントがロックしてしまった」

 

 F1日本GPの予選が行なわれ、アルファタウリのピエール・ガスリーは17番手に終わった。苦しんだ大きな理由は、ブレーキングで思うようなパフォーマンスを発揮できなかったことだ。
 ガスリーは、予選Q1を通してブレーキング時のフィーリングに違和感を訴えていた。チームメイトの角田裕毅も同じく、ブレーキに関しては満足していなかったようで、無線でチームに異変を伝えていた。ブレーキング時にクルマが引っ張られるとふたりは訴えており、いわゆる”片効き”のような状態に陥っていたようだ。
 角田はかつて走り込んだ鈴鹿でなんとかアタックをまとめ、Q1を突破。最終的に13番手で予選を終えた一方で、ガスリーはQ1敗退の17番手に終わった。
「今日は残念な結果になってしまった」と、ガスリーは語った。
「予選前に、左フロントのブレーキディスクを交換したんだけど、アウトラップで多くのクルマの後ろになったこともあって、ブレーキに十分な温度を入れられなかったんだ。ブレーキに触れるたびにフロントがロックしてしまい、最後のアタックも無駄になってしまった」
「Q2に進出できるポテンシャルがあったのに、通過できなかったのは残念だ。特に鈴鹿のようなコースで、パッケージから最大限のパフォーマンスを出せなかったんだからね」
「まだ(トラブルの原因について)答えは出ていないけど、今季はカナダでも予選で問題が起きたから、これが今季初めてじゃない。千分の数秒を争っている中では、クルマがベストに機能するようにしなくちゃいけない。今日はそれができていなかった」
 アルファタウリのビークル・パフォーマンス責任者のギヨーム・デゾトーは、チームのプレスリリースに、予選でのトラブルについて次のように語った。
「FP3は難しかった。ドライコンディション用にマシンをセットアップする最初の機会だったが、正しいバランスを見つけるのに苦労した。特にピエールの方はね」
「普段よりもリスクを負うことになり、予選に向けて2台のマシンのセットアップを大幅に変更した。そして残念ながら、ブレーキマテリアルの問題に阻まれてしまった。詳細な分析が必要だ」
「Q1では両ドライバーとも前輪のロックに悩まされ、ユウキは良いラップを刻むことができたが、ピエールはそれができずノックアウトされた。Q2ではユウキが何とか改善し、マシンの力をより引き出すことができたが、ブレーキングにはまだ自信が持てていない」
「レースに向けてはまだチャンスがある。特に、一部の予報にあるようにレース中盤に雨が降ってくれば、なおさらだ。今夜は様々なシナリオを検討し、2台ともベストの状態で準備したい」
 ガスリーも、ウエットコンディションのフィーリングは悪くなかったと話し、ポイント獲得を狙いたいと意気込んだ。
「鈴鹿はオーバーテイクが簡単なサーキットではないので、今の状態からだと間違いなく何かを試さなければならないだろう。ウエットコンディションなら、中団と互角のパフォーマンスを発揮できると思うので、できればポイント圏内まで挽回したい」
「フィーリングはかなり良かったよ。ウエットコンディションでのパフォーマンスは、全体的にもう少しあると思う」
 
 
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