オコン、ハミルトン抑えて日本GPで4位を確保「ルイスとのバトルはいつも楽しいけど、ずっとミラーを見なきゃいけなかった」

 

 F1日本GPで4位に入ったアルピーヌのエステバン・オコンは、メルセデスのルイス・ハミルトンを抑え切ったことに満足していると語った。
 悪天候により長い赤旗中断があるなど、混乱のレースとなった、3年ぶりの日本GP。レース再開後は、各車とも早々にウエットタイヤからインターミディエイトタイヤに履き替え、そのタイヤをマネジメントすることが実に重要なレースになった。
 そんなレースでオコンは、後続のマシンを終始従えて走るという展開となった。しかも真後ろにいるのは、7回の王者経験者であるハミルトン。しかしオコンはポジションを守り切り、4位でチェッカーを受けた。
「今日のようなコンディションの中で、4位でフィニッシュできたのは僕らにとって素晴らしい結果だ。雨で視界が悪く、難しいスタートだった。序盤を切り抜けるためには、集中しなければいけなかった」
 オコンはチームのプレスリリースにそう語った。
「でもレースをすることができて、週末の間ずっと応援してくれた鈴鹿のファンに報いることができたよかった。ルイスとのレースはいつも楽しいけど、ずっとミラーを見ながらレースをしなければいけなかった」
 ハミルトンとのバトルについては、レース後にインタビューでも次のように語っている。
「確かに大変なレースだった。メルセデスを抑え込むのが難しいのは分かっていたんだ。でも、僕らはそれをやり切った。とても満足しているよ」
「今日は難しいコンディションからのスタートだったから、ポイントを手にできないかもしれないと思った。でも、最終的には良い午後になったと思う」
 オコン曰く、序盤にタイヤを痛めなかったことが重要だったという。
「ルイスが真後ろにいたから、最初はしっかりとマネジメントしたんだ。でも、デグラデーションがどうして起きたのかを理解するために、確認すべきことがたくさんあると思う。今回、デグラデーションがかなり厳しかったからね」
 アルピーヌはシンガポールGPから新型のフロアを投入しているが、それが効果を発揮しているとオコンは明かす。
「マシンの能力を実際に示すことができるようになるのは、時間の問題だったと思う。そして今日、僕らはそれを週末全体で達成することができた。どんなコンディションでも速かったんだ」
「それは素晴らしいことだった。予選でこのマシンをドライブするのは純粋に楽しかったし、レースではレビューすることはほとんどなかったけど、重要なポイントを獲得することができた」
「僕らはコンストラクターズランキングで4番手に返り咲き、日本を後にすることができる」
 
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