デ・フリーズ、新相方の角田裕毅とは既に仲良し「みんなを楽しませてくれるヤツ」。“先輩”としてのリーダーシップにも自信?

 

 来季からアルファタウリのドライバーとしてF1フル参戦デビューを果たすこととなったニック・デ・フリーズ。イタリアGPでウイリアムズから代役出場していきなり入賞するという鮮烈なデビューも記憶に新しい中、日本GPのパドックで行なわれた記者会見では様々な質問が飛び交った。
 その中には、チームメイトとなる角田裕毅についての質問もあった。角田の全体的な印象について尋ねられたデ・フリーズは、角田が「みんなを楽しませてくれる人」だと語った。
「ユウキは素晴らしいキャラクターの持ち主で、みんなを楽しませてくれる。だから彼と楽しく過ごせるのが楽しみなんだ」
「彼は明らかに速いし才能がある。そしてナイスガイだ。僕たちは長い間連絡を取り合っている」
「彼がF2にいた時、僕は彼のことを応援していたし、数年前にはマックスと一緒に旅したり、夜に遊んだりもした。こうなる前から仲良くしているんだ」
 日本の文化については「きっと彼が教えてくれるだろう。彼が教えてくれることを信用していいのか分からないけどね!」とおどけるデ・フリーズ。今後はふたりで協力してチームを引っ張っていくことになるだろうが、F1の経験という点では角田の方が豊富とはいえ、デ・フリーズの方が4輪レースでのキャリアが長く、F2とフォーミュラEではチャンピオンに輝くなど様々な実績を残しているため、そういった意味では彼の方が角田の「先輩」と言えるかもしれない。
 レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコが、デ・フリーズの方がよりリーダー向きだと語っていたことについてmotorsport.comに意見を求められたデ・フリーズは「褒め言葉として受け取っておくよ! ありがたいね」と語り、さらにこう続けた。
「リーダーになるにあたって、F1での経験が必ずしも必要だとは思っていない。性格やキャラクター、人となりによると思う」
「(F1を)1シーズンも経験していなくても、僕はクルマ、パッケージ、そして人々との協力に関して何が必要かは分かっている。だからその点には自信がある」
 デ・フリーズはピエール・ガスリーに代わる角田の相方になるということもあり、来季以降は日本のファンからより一層の注目を集めることになるだろう。デ・フリーズに日本のファンの印象について質問すると、彼は地元オランダのファンを引き合いに出しながら次のように語った。
「日本は素晴らしい。本当にね」
「みんな親切で礼儀正しい。ここにいるだけで楽しいんだ」
「昨日はパドッククラブで(日本のファンとオランダのファンについて)比較をした。もちろんオランダにもファンはたくさんいるし、たくさんのオレンジを見かける。そしてみんながマックス(フェルスタッペン)が好きでレース自体も好き。だから彼らが気を悪くしなければいいけど、日本の人たちは本当に礼儀正しくて親切なんだ。来年はもっとあたたかい歓迎を受けられると嬉しいね」
 
 
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