メルセデスVSフェラーリ、ランク2位争い佳境へ。ハミルトン「空力開発時間が減っても勝ちたい」

 

 F1の2022年シーズンもサンパウロGPとアブダビGPを残すのみとなった。メルセデスのルイス・ハミルトンは、この2戦でフェラーリを上回りコンストラクターズランキング2位になれれば素晴らしい気分だろうと話している。
 今シーズン、メルセデスは新たなマシン規定への適応に苦戦し、特にシーズン序盤はレッドブルとフェラーリのトップ2に大きく引き離されていた。
 しかし中盤戦を過ぎてメルセデスが調子を上げ、さらにフェラーリがミスなど様々な要因でポイントを重ねられない状態が続いたことで両者のポイント差は大きく接近。残り2戦で40ポイント差と、逆転の可能性を残す位置に食らいついている。
 ルイス・ハミルトンは、コンストラクターズランキング2位を獲得することが名声からも、スタッフの“ボーナス”という点からも重要だと考えており、逆転できれば素晴らしい気分だろうと話した。
「チームやファクトリーのみんなにとって、ボーナスという点がどれだけ重要かは理解しているよ」と、ハミルトンは言う。
「特にイギリスのエネルギー価格の高騰や生活費のコスト増はすごい勢いだからね。だから彼らにとってこの点が重要で影響のあることなのかは分かっている。もちろん、追いつくために彼らがどんなにハードワークをしてくれたかということもある」
「もし追い抜ければ素晴らしい気分だろうね。ただ現実的に考えると、今年のフェラーリは素晴らしいクルマを手にしているし、今週末も先頭を争って来るはずだ。確かに何が起こるかは分からないけどね。でも、彼らを倒すのは簡単じゃないよ」
「それでも勝つことができれば、最高のカムバックだろう。それに僕らが真剣なんだと知ってオフに入ることになる」
 なお苦戦が続いたメルセデスにとってはランキング3位の方が空力開発に割ける時間が多くなり、来年のカムバックに向けては好ましいようにも思える。しかしハミルトンは、それでも2位が目標だと語った。
関連ニュース:

2021年、各チームに課される空力開発ハンデとは? 鍵となるのは”6月30日”

George …読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです