角田裕毅が「全般的に」成長できたF1参戦2年目を振り返る。レースウイークのアプローチに満足
角田裕毅(アルファタウリ)は、F1での2年目のシーズンにおいて「全般的」に成長を遂げることができたと語り、特にレースウイークへのアプローチに満足していると明かした。
全22戦にわたる戦いも幕を閉じ、角田裕毅はF1での2年目のシーズンを終えた。4戦で入賞を果たした2022年の角田は、12ポイントを獲得しドライバーズランキング17位。単純な比較は難しいが、デビューイヤーの32ポイント、ランキング14位という成績を上回ることはできなかった。
最終戦アブダビGPを前にした記者会見では、角田自身も「今までのところはアップダウンのあるシーズンでした」と2022年を振り返った。しかしその一方で、彼には確かな手応えを感じる部分もあったようだ。
2年目のF1シーズンで進歩したと感じる部分はどこかと問われた角田は、「フィジカル面、メンタル面、そしてドライビング面と全般的」に成長することができたと語った。特に彼にとって重要だったのは、レースウイークへのアプローチの仕方を身につけられたことだったという。
「全体としてはかなり満足です。今はレースウイークでもリラックスすることができています」
「特に木曜日と金曜日は、昨年まではどうやってアプローチしていいか分からず、常にストレスを感じていて、すべてを焦っていました」
F1にステップアップし、まず時間の使い方を学ぶ必要があったと語る角田だが、角田のデビューイヤーとなった2021年シーズンは、90分で行われていた金曜フリー走行が60分に短縮された年でもあった。マシンとコースの習熟やセットアップにかけられる時間が減らされることは、ルーキーにとって痛手だった。
しかし、2シーズン目に突入しリズムを身につけた角田は、「今はリラックスできるようになったし、どんな状況にも対応できるようになりました」とその変化を語る。
「自信もつけることができましたし、たとえ予想外のことが起きても、それにどう対処すればいいのかがわかるようになりました」
2022年のF1第20戦メキシコGPでは、FP2からの出走だったにもかかわらず、他車との接触でリタイアするまでポイント圏内をうかがう走りを見せた角田。限られた時間で適切なアジャストをしたこのレースは、この2年で培った余裕を感じさせるものだった。
2023年シーズンはルーキーのニック・デ・フリースがチームメイトとなり、チームでの立場も変わることになる。自信と余裕を見に付けた角田は、勝負の3年目を迎える。
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