ザルコ、2023年MotoGP初優勝に向けやる気メラメラ「今こそ学んできたことを実行に移す時」

 

 ヨハン・ザルコは2023年もプラマックから引き続きMotoGPに参戦。彼は新シーズンに向けて、これまでと大きくフォーマットが変わることから、自分のレースウィークに対するアプローチも変えていく必要があり、そのための行動に移っていると明かした。
 2023年からMotoGPは最高峰クラスの全戦でスプリントレースを実施することを決定。全21戦と既に過去最長のシーズンとなっていたMotoGPだが、トップカテゴリーは42レースもの戦いに臨むことになった。
 これにともなってレースウィークのスケジュールは大きく変化。フリー走行枠がひとつ削られ、土曜日は午前中に予選を行なって、午後にスプリントレースという形になった。
 スプリントレースの導入される新シーズンに向けて、ライダー達はトレーニングの強化など様々な対応をとっている。ザルコもそのひとりで、これまでのトレーナーと別れ、新たな環境を整備するなど準備を進めており、MotoGP7年目にして初優勝という目標を目指そうとしている。
「ここ数年のことから学ぼうとしてきたし、今シーズンに向けてできるだけの準備を行なっているんだ。この冬の間はいくつか変化も起こっていて、改善しようとしている」
 ザルコはそう語る。
「違ったやり方で取り組んでみるために、決断を下す必要があった。僕も多くのことを学んできていて、今こそ学んできたことを全てまとめて、実行に移す時だ」
「スプリントレースのための変化は、より良いトレーニングやフィジカルの向上、集中力の向上などがある。2023年には週末に2レースがあるから、大変になるかもしれないが、最高の瞬間を掴むためにできる限りの行動をしたいと思う」
 ザルコはそうスプリントレースの始まる新シーズンについて語っている。中でも彼は準備の一環として、新たにスポーツのパフォーマンスを向上させるための脳トレ施設との共同作業を開始させている。
「今年は金曜日からやる必要のある取り組みが、とても大事になってくる。もちろんそれはこれまでもそうだったけど、今は土曜日にレースがあるから準備の時間がより少なくなって、すぐにパフォーマンスを出せる必要があるんだ」
「短い距離のレースでは前方のグリッドについて、うまくスタートを切ることが必要になってくる。でも、そこが優れているライダーもいるからね」
「今シーズンはかなり注意していくことが大事になると思う。体調が優れなかったりすれば、ひとつふたつの順位を失うだけじゃ済まなくなる」
「だから、明確な新シーズンの予測は難しくもあるね。有力候補は依然としてペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/ドゥカティ)で、2番手にはファビオ(クアルタラロ/ヤマハ)がいる。それにモチベーションにあふれているマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)も無視することはできないよ」
 
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