フェラーリF1に大きな痛手。技術部門の上級責任者が辞職か。マクラーレンに移籍との報道も
10年にわたりスクーデリア・フェラーリの技術部門に所属し、ビークルコンセプト責任者を務めたデイビッド・サンチェスが辞職し、他チームに移籍する見通しであると伝えられている。
サンチェスは2012年にマクラーレンからフェラーリに加入、当初はチーフエアロダイナミシストに就任し、ジェームズ・アリソンやシモーネ・レスタとともに働いた。彼はマシンの設計・開発において重要な役割を担い、2022年型マシンF1-75の大幅なパフォーマンス向上に貢献、最新型SF-23の製作もリードした。
『The Race』によると、サンチェスは今後長期のガーデニング休暇を経て、イギリスに本拠を構えるF1チームへと移籍する見込みだということだ。『The Race』はフェラーリに連絡を取ったものの、コメントは得られなかったという。『Sky Sports Italia』は、サンチェスの移籍先はマクラーレンとみられると伝えている。
新代表フレデリック・バスールは、サンチェスの離脱により技術部門に空いた穴を埋め、SF-23の開発を着実に進める体制を作る必要がある。2022年にF1コンストラクターズ選手権2位のフェラーリは、巻き返しを期して臨んだ今年の開幕戦で、ライバル、レッドブル・レーシングに太刀打ちできなかった。
シャルル・ルクレールはパワーユニット関連のトラブルでリタイア。カルロス・サインツは4位に沈み、レッドブル勢の1-2を許す結果になった。
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