「ペレスを選ぶ際に重要だったのは経験」レッドブルF1代表、才能ある若手より経験を重視した人選を振り返る
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アレクサンダー・アルボンの後任としてセルジオ・ペレスを起用する際に経験を重視したと述べた。
2023年、レッドブルでは6人のジュニアドライバーがFIA F2に参戦している。レッドブルの若手ドライバープログラムは明らかに非常に野心的だ。そして費用がかさむだろう。しかしレッドブルと姉妹チームであるアルファタウリでは直近で2回シートが空いたことがあったものの、ジュニアドライバーたちは見過ごされ、外部の経験豊富なドライバーたちが選ばれた。ペレスは2021年にアルボンのシートを獲得し、今年はニック・デ・フリースがアルファタウリでピエール・ガスリーの後を引き継いだ。
ガスリーは2019年にレッドブルに昇格したが、シーズン半ばでシートを失った。彼の後任となったアルボンはマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして1シーズン半耐え抜き、その後はペレスが取って代わった。レッドブルのチーム代表であるホーナーは、ジュニアドライバーたちが困難な状況に置かれてきたことを認めている。
「ピエールとアレックス(アルボンの愛称)をあれほど早く連れてきたのは不公平だったかもしれない」とホーナーは語った。若い才能よりも、経験の方がより重要であるようだ。
「ペレスを選ぶ際に重要だったのは、まさに彼の経験だった。彼はその時点のキャリアにおいて、何度か苦難を経験していたと思う。我々にもたらされたのは、非常にバランスが取れた、素晴らしいチームプレイヤーである人物だ」
「それに彼のマシン開発の見方は優れていて、とても仕事をしやすい。そもそもそうした理由から彼を起用した。その点で彼は結果を出している」
そして経験豊富なペレスは、フェルスタッペンをチームメイトに持つというプレッシャーへの対処にも長けている。
「マックス・フェルスタッペンをチームメイトに持つのは彼にとって難しいことだ。つまり、マックスは現在F1のバロメーターを設定しているからだ。でもペレスはそのことに折り合いをつけて対処できるほど成熟している。そして彼は自身のパフォーマンスの進化と改善を続けようとしていると思う」
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです