ザウバーのスポーティングディレクター、ルクレールは「ともに仕事をしたなかで最も完璧なドライバー」と評価
長年ザウバーのスポーティングディレクターを務めているベアト・ツェンダーは、F1でともに仕事をしたなかでもシャルル・ルクレールは「最も完璧なドライバー」だと述べている。
ツェンダーは1980年代からザウバーの重要な一員だ。メカニックとしてキャリアを始め、後にF1チームマネージャーに昇進し、その後スポーティングディレクターを務めるようになった。ツェンダーはそのキャリアを通じて、キミ・ライコネン、フェリペ・マッサ、セバスチャン・ベッテル、ロバート・クビサ、ルクレールといったドライバーたちを指導してきた。
ルクレールは2017年のFIA F2選手権でタイトルを獲得し、2018年にアルファロメオ・ザウバーでF1のシートを得た。ツェンダーの指導の下で活躍し、2019年にはフェラーリへの移籍を実現した。
「私にとってシャルルは大きな才能の持ち主であり、ともに仕事をしたなかでおそらく最も完璧なドライバーだ」とツェンダーは『Racingnews365.com』に語った。
「やりすぎかもしれない時もあるが、スポーツや技術面を理解しようとする彼の熱意や、自分自身に問いかける姿を見ると、非常に健全な自己批判の一面を持っていると言える」
ツェンダーによると、ミスを認めて自身に問いかけるルクレールの能力は、ごく少数のドライバーにしか見られない特徴だという。
「このことが多くのドライバーたちとの違いになっていると思う。誰かを責めるのではなく、まず自分を責めるのだ」と57歳のツェンダーは語った。
2019年、ルクレールはフェラーリに移籍してキミ・ライコネンの後任としてセバスチャン・ベッテルのチームメイトになり、ライコネンは2001年にF1デビューを飾ったチームであるザウバー(現アルファロメオ)に戻ることになった。ライコネンにとっては一種の帰郷であり、ツェンダーにとっては2007年のF1世界チャンピオンと仕事をする2度目の機会だった。ツェンダーは、ライコネンの素晴らしい資質を熱烈に称賛した。
「キミは純粋にドライビングの才能がある。信じられないほどだ」
「彼は多少歳を取って戻ってきたのに、それでもすべてのマシンを非常に速くドライブできる。おそらく他の誰よりも速くね。セットアップにそれほど時間をかけずに乗り込んでも、彼はいい感触を掴むことができる」
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