不運で後退したハミルトン「オーバーテイクを楽しんだが、フェラーリにはDRSを使っても勝てず」メルセデス/F1第4戦
2023年F1アゼルバイジャンGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは6位、ジョージ・ラッセルは8位を獲得した。
ハミルトンは序盤はグリッドと同じ5番手の位置を守って走行。しかし9周目にタイヤ交換に入った直後にイエローフラッグ/セーフティカーが出たことが不利に働き、10番手まで落ちてしまった。そこからハミルトンはポジションを上げていき、15周目にはラッセル、19周目にはランス・ストロール(アストンマーティン)をパスし、6番手まで挽回。その後、前を行くカルロス・サインツ(フェラーリ)に迫り、何度も1秒以内に入るが、オーバーテイクすることはできず、6位フィニッシュという結果になった。
ラッセルの場合は、セーフティカー中にタイヤ交換を行ったことで、セカンドスティントを6番手の位置からスタートすることができた。しかしストロール、ハミルトンにパスされて8番手に。レース終盤、後方に大きなギャップを築けたことで、ソフトタイヤに履き替えて、ファステストラップを記録した。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(51周/51周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
セーフティカーのタイミングが最悪だったよ! とはいえ、ずっといらいらしていても仕方がない。冷静さを保って、アタックすることに集中するしかないんだ。そういう風に心がけて、挽回を果たした。他のマシンとのバトルは本当に楽しかったよ。
でもサインツのフェラーリは、DRSを使っても、ストレートラインスピードが僕たちより少し速かった。何とかオーバーテイクしようと全力を尽くしたんだけどね。
自分のチームをいつも誇りに思っている。今回はメルボルンでのようなペースがなくて、残念だったけれど、このチームはモチベーションを失うということがない。全員がものすごくハングリーなんだ。
今後のレースで改善していくためのスタート地点になるといいね。自信を持ってマシンに乗れるようになれば、いずれはペースを発揮できるだろう。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(51周/51周)
11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト
ファステストラップ 1分43秒370(51周目)
今日は自分に少しがっかりしている。スタートがうまく決まって、それなりのポジションまで上がった。ピットレーンに入る時にうまくストロールを抜いたのに、リスタートで失敗してしまった。ランスからポジションを守っていて、フェルナンド(・アロンソ)に追突しかけたんだ。その時にコースをはみ出してしまって、タイヤが汚れた。そのせいでランスとルイスに抜かれて、ポジションを落とした。
ファステストラップを記録して追加の1ポイントを手に入れたのはよかったと思う。でもそのチャンスがあったのは、上位にいなかったからだった。
僕たち、フェラーリ、アストンマーティンはペースがかなり接近していて、ほんの小さなことが、リザルト上での大きな違いに発展する可能性がある。でも、4位でフィニッシュしようが、8位でフィニッシュしようが、1位からは遠く離れている。やるべき仕事が山積みだね。
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