F1モナコGP FP2:フェルスタッペンが初日最速。サインツがクラッシュを喫するもフェラーリが2、3番手につける
2023年F1第7戦モナコGPのフリー走行2回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は16番手だった。
気温27度、路面温度46度というコンディションで、現地時間17時にFP2がスタート。FP1終盤にクラッシュを喫したアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のマシンは、セッションが始まってもガレージで修復作業が続けられており、またマクラーレンではランド・ノリスのマシンの作業が行われている。
コース上はフェラーリの2台がハードタイヤ、それ以外はミディアムタイヤを履いている。序盤はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ランス・ストロール(アストンマーティン)などが1分14秒台のタイムで並ぶ。フェルスタッペンが1分13秒985を記録するが、その後ハミルトンがフェルスタッペンを0.001秒上回る。フェルスタッペンは1分13秒857で再度トップに立つが、今度はふたりの間にアロンソやサインツが割って入った。トップから14番手ケビン・マグヌッセン(ハース)までが1秒以内の僅差だ。
各車10周前後の走行を終え、一度ピットに戻る。その後真っ先にソフトタイヤを投入したアロンソは、全セクターで最速タイムをマークし1分12秒786でトップに立った。だがサインツがセクター1と3で自己ベスト、セクター2で全体タイムをマークして1分12秒569でアロンソを0.217秒上回る。フェルスタッペン、ルクレール、ハミルトンらも1分12秒台に突入しており、まだまだタイムは伸びそうだ。
セッション後半に入るとほぼ全車がソフトタイヤに履き替えており、そんななかフェルスタッペンが1分12秒462でトップに立つ。ところが残り17分を切ったところで、サインツがターン15で右フロントをウォールにぶつけ、その先でストップ。サインツは自力でマシンを降りることができたが、マシンを回収するためにセッションは赤旗中断となった。
残り時間12分のところからFP2が再開し、ソフトを履いていたマシンもミディアムに履き替えロングランに向かうが、ルクレールはソフトで走行を続けている。ウイリアムズはアルボン車の修復作業を終え、アルボンもコースインを果たした。一方でノリスと、左フロントをウォールに接触させた角田はコースに出ていない。なお角田はピットレーンでのスピード違反でセッション後の審議となっている。
終盤はタイムシート上に大きな変動もなく、フェルスタッペンが初日を首位で終えた。2番手にはルクレールが続き、サインツはクラッシュを喫したものの3番手。4番手以下はアロンソ、ノリス、ハミルトン、セルジオ・ペレス(レッドブル)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)となっている。
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