ルクレール11位「パフォーマンスに一貫性がなくタイヤに悩んでいる」予選の不調原因は本拠で調査:フェラーリ/F1第8戦
2023年F1スペインGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは11位、カルロス・サインツは5位だった。
予選19番手で終わったルクレール車に関し、フェラーリはパルクフェルメ下でサスペンションセットアップを変更したため、ピットレーンからのスタートが決定。他にもパワーユニットのエレメント(エナジーストア、コントロールエレクトロニクス)、ギヤボックスケースおよびカセットを交換した。予選でマシンの挙動が明らかにおかしいとルクレールが訴えていたことから、フェラーリは、「シャルルのマシンの検査をする時間が限られているため、リヤエンドを交換し、マラネロで本格的な調査を行うことにした」と述べている。
ルクレールはピットレーンからスタートし、ポイント圏内まで浮上することができず、12番手でフィニッシュしたが、角田裕毅(アルファタウリ)の降格で11位に繰り上がった。
サインツは2番グリッドからスタート、最初のタイヤ交換の後にルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、終盤にはセルジオ・ペレス(レッドブル)に抜かれて5位となった。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=11位(66周/66周)
ピットレーンスタート/タイヤ:ハード→ソフト→ハード
今日はバランスの面でマシンは問題なかった。ただ、パフォーマンスは全く安定しなかった。ハードタイヤを2回履いたところ、最初のセットではとても苦戦し、2セット目ではそれなりに好調で、終盤にはピエール(・ガスリー)に追いついて行った。
すべてのデータを分析しなければならない。アップグレードは予想どおり機能しているものの、常にタイヤ関係の問題に悩まされて、正しいウインドウに入れることができずにいる。それがいまの一番の問題だ。
同じレースで同じ(コンパウンドの)タイヤを2回装着したら、1回目はすごく悪いマシンで、レース終盤にはすごく良いマシンに変化した。これからファクトリーに戻って、昨日の予選では何がよくなかったのかを探る。あの予選の結果、今日トリッキーな状況に陥ったわけだからね。やるべきことはたくさんある。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=5位(66周/66周)
2番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード
厳しいレースだった。残念ながらトップで戦うことはできなかった。レースペースがタイヤマネジメントとデグラデーションに大きく左右されるからだ。
今シーズンここまで、日曜日には苦しんできた。それでも今週末、コース上で全力を尽くした。この新しいパッケージへの取り組みを続け、マシンを開発し続ける。
グランドスタンドから毎日応援してくれたファンの皆にお礼を言いたい。母国でレースをするのはいつだって本当に楽しいものだ。
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