マルケス弟、ドゥカティの地元で最高のスタート! クアルタラロ奮闘2番手|MotoGPイタリアGPプラクティス1

 

 ムジェロ・サーキットでMotoGP第6戦イタリアGPが開幕。初日のプラクティス1では、グレシーニのアレックス・マルケスが最速タイムを記録した。
 前回MotoGPが行なわれたのは、5月中旬の第5戦フランスGP。ライダー達は3週間の春休みで序盤戦の疲れをリフレッシュして、イタリア、ドイツ、オランダの夏休み前3連戦に臨んでいる。
 久しぶりのMotoGPマシンでの走行のためか、プラクティス1の立ち上がりは穏やかなモノだった。タイムとしてはアレックス・マルケスが序盤10分で記録した1分46秒852がセッション前半の最速タイムだった。
 なおそのアレックス・マルケスはスロー走行をしていたフランコ・モルビデリ(ヤマハ)と交錯し、ジェスチャーで不満を示すシーンも見られた。
 残り20分、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が最終コーナーで転倒。彼は転倒以前からピットで足を庇う動きを見せていたが、転倒後もやはり足に何か問題があるようで、コースから離れるためにマーシャルの助けが必要な状態だった。なおアレイシ・エスパルガロはこの後、走行に復帰せずにセッションを終えている。
 セッションが残り15分を切る頃になると、ドゥカティファクトリー勢がタイムアップ。テストライダーでワイルドカード参戦のミケーレ・ピッロが1分46秒824で暫定トップとなり、フランチェスコ・バニャイヤがごく僅かな差で2番手に続いた。
 そこからはまたしばらく動きがない状態が続いたが、ラスト5分となって一斉にライダーがコースインしアタックへ向かった。
 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が1分46秒404でトップタイムを更新するも、そこからプラマックのホルヘ・マルティン、ヨハン・ザルコ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と次々とトップタイムが塗り替えられていった。
 ラスト1分の段階ではクアルタラロの記録した1分46秒208が暫定トップタイムとなっていたが、アレックス・マルケスが最後のアタックでそれを超える1分46秒121をマーク。これがプラクティス1のトップタイムとなった。2番手はクアルタラロ、3番手にはブラッド・ビンダー(KTM)が続いた。
 プラクティス1最速となった弟に対し、兄のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は9番手タイム。また、前戦フランスGPで右足首を骨折したバニャイヤは、体の状態が100%ではない中、16番手タイムとなった。
 日本人ライダーの中上貴晶は中盤までトップ10以内に入っていたが、最終的には13番手タイムでセッションを終了。ひとまず午後のプラクティス2でのトップ10入りが目標となるだろう。
 
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