ル・マン24時間6連覇を狙うトヨタ、残り1時間半を前に痛恨のクラッシュ! 首位フェラーリとの差は3分20秒……追いつけるか?
2023年のル・マン24時間も残り1時間半。優勝を目指すトヨタ8号車だったが、痛恨のクラッシュを喫した。
昨年までル・マン24時間を5連覇しているトヨタは、6連覇を目指して今年のル・マンに挑んだ。しかし、今シーズンからWEC(世界耐久選手権)に参戦しているフェラーリ勢が速さを見せ、難しい戦いを強いられている。しかもトヨタの7号車は、他車に追突されたことでマシンに大ダメージを負い、リタイア。8号車トヨタが、フェラーリの51号車と一騎打ちの状態でレース終盤へと向かった。
8号車トヨタは、ブレンドン・ハートレーのドライブで51号車フェラーリとの差を詰め、残り時間が2時間を切ったところでピットイン。平川亮にステアリングを託した。その直後にフェラーリもピットイン、コースに戻ったところで2台の差は16秒あまり。平川はアントニオ・ジョビナッツィがドライブするフェラーリ499Pを追った。
しかし平川はコースインしてから3周目、インディアナポリスの出口でリヤをロックアップさせてしまい、そのままアルナージュのバリヤにクラッシュ。マシンにダメージを負ってしまった。
平川がなんとかマシンをピットまで運ぶと、トヨタのスタッフは8号車をガレージに入れることなく、ピットボックスでフロントとリヤのアッセンブリーを交換。わずか2分強でコースに送り出した。
トヨタ8号車はなんとかリードラップのままコースに復帰。しかし、フェラーリ51号車との差は、3分20秒まで開いてしまった。8号車トヨタの真後ろに、51号車フェラーリが迫るといった状況である。
残り1時間半。この苦境をトヨタが跳ね除けることができるのか。
関連ニュース:
ポルシェの夢、潰える。100周年のル・マン24時間にワークス3台体制で挑むも優勝戦線脱落「希望が打ち砕かれた」
総合優勝争いはトヨタとフェラーリの一騎打ちに。日本勢Dステーションはストップ|2023年ル・マン24時間レース:18時間経過
これがル・マン24時間の厳しさ……不運な追突によりリタイアとなったトヨタ7号車の小林可夢偉が状況を語る
【動画】トヨタ7号車、不運な接触によりリタイア|ル・マン24時間
トヨタの水素エンジンコンセプト”GR …読み続ける
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです