マクラーレンF1の予定する大規模アップデートは「ほぼマシン全体におよぶもの」と代表。今後数戦に分けて実施へ
マクラーレンF1のチーム代表であるアンドレア・ステラは、チームが今後予定している3段階の大規模アップグレードは、シーズンを好転させる可能性という点では節目となるだろうと述べている。
マクラーレンは4月の終わりにアゼルバイジャンで、MCL60のフロアの要素を大幅に改良した。それ以来チームは小さな変更を加えてきたが、次のアップグレードパッケージは、オーストリア、イギリス、ハンガリーの3レースにまたがるもので、文字どおりBスペックマシンを展開するのと変わらない。
先週末のF1第9戦カナダGPでは、ステラは今後のアップデートについて、MCL60のほぼ“すべての空力パーツ”に影響のある“大規模な見直し”と呼んだ。
「シーズン開幕から比較的間もない頃に、マシンには根本的な再設計が必要だと気づいた」とステラは語った。
「アップグレードが数レースに分散されるのはそれが理由だ」
「目立つものになるだろう。ボディワーク下部のいくつかの部品も再設計しなければならなかった。そのためこれらアップグレードを投入する準備が整うまで時間がかかった。ほぼマシン全体におよぶものだと思う」
マクラーレンの新パッケージのうち50%は次週の第10戦オーストリアGPで実装され、残りの半分は第11戦イギリスGPと第12戦ハンガリーGPの週末に分散して投入される。
ステラはレッドブルリンクの高速レイアウトが、マクラーレンのマシンの性質に合うことを期待しているが、アップデートによってマシンは様々なコースでパフォーマンスを発揮できるようになると考えている。
「このアップグレードパッケージは、コースが我々のマシンの特性にどれだけ合っているかということよりも重要だと思う」とステラは説明した。
「最終的に我々にとって、今シーズンの状況を好転させるという点では節目となるだろう。オーストリアで投入されるものだけでなく、その後のレースで実装されるもののおかげでもある」
「そのため我々が重点を置くのは、コースの特性よりもマシンそのものということになる。(スプリントイベントの週末のため)セッションが1回しかなくても、新パッケージを検証し、そこからより競争の激しい状況へ移行できることを願っている」
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