かつてフォース・インディアF1チームのチーム副代表を務めたボブ・ファーンリーが70歳で死去した。

　フォース・インディアは、現在のアストンマーティンF1チームの前身で、インドのビジネスマン、ビジャイ・マリヤのオーナーシップのもとで、2008年から2018年まで運営されていたチーム。フォース・インディアは、経営破綻により、ローレンス・ストロール率いるコンソーシアムに売却され、レーシングポイントと名称が変更され、その後、現在のアストンマーティンへと改称された。

　ファーンリーはフォース・インディアで副代表として事実上のチーム責任者の役割を担った後、チームの変化に伴い離脱。その後、マクラーレンで短期間、インディアナポリス500のプログラムの責任者を務め、2020年から2022年序盤までは、FIAのシングルシーター委員会のトップとして働いた。

　F1の会長兼CEOステファノ・ドメニカリは、ファーンリーの訃報を受け、次のような追悼の言葉を発表した。

「ボブ・ファーンリーが亡くなったという知らせを聞いて悲しんでいる。彼はF1にとって重要なメンバーだった。彼のF1への愛と情熱は永遠に残るだろう。今、非常に悲しい思いをなさっているご家族とご友人の方々に思いをはせている」