アルボン8位「サインツを抜いて、ルクレールを抑えきった」ウイリアムズ、ランキング7位に浮上/F1第11戦決勝
2023年F1イギリスGP決勝で、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは8番グリッドから8位入賞を果たした。ウイリアムズはカナダGPでマシンにアップデートを入れた後、イギリスGPでは新しいフロントウイングをアルボン車に装着した。ビークルパフォーマンス責任者のデイブ・ロブソンは「最近ポイントを獲得できていることは、チームの努力の賜物であり、技術の証明だ」と述べている。
ウイリアムズは、オーストリアGP終了時点ではコンストラクターズ選手権9位だったが、イギリスGPでのアルボンの入賞により、7位にポジションを上げた(8位ハースと同点)。
■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=8位(52周/52周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト
最高の週末だった。全セッションを通じて、レースでの8位が順位としては一番低いという事実が、マシンにどれほどスピードがあったかを物語っている。フェルナンド(・アロンソ)とチェコ(セルジオ・ペレス)が後方にいたので、レースはもう少し厳しい戦いになると思っていた。スタートではタイヤがあまりグリップせず、ちょっと苦戦した。でも、レースのリズムに乗ってからはまずまずで、マシンのフィーリングはすごく良かった。セーフティカーが出たタイミングも、僕にとっては理想的だった。そして、フェラーリ勢がハードコンパウンドを履いていたこともあって、カルロス(・サインツ)を抜くことができたんだ。トリッキーなレースだったね。フェルナンドよりペースが良かったのはちょっと意外だったけど、終盤にはシャルル(・ルクレール)がすごい勢いで迫ってきた。
片目で前を見ながら、もう片方の目で背後を見て走るようなレースで、ちょっとしたドッグファイトになった。さすがに今日は「もう1周あれば」とは思わなかったよ。間違いなく言えるのは、ローダウンフォース寄りで全開時間が長いサーキットほど、僕らのマシンに合っているということだ。それに加えて路面温度が低めであることも重要で、今日はレース終盤に向けて路面温度が下がっていったから、いつも以上の競争力を発揮できた。
これでコンストラクターズ選手権ではハースと同点の7位に浮上し、予想を上回る好位置につけている。どのレースでもポイントに手が届くわけではないから、ポイントを獲得できる時には確実にチャンスを生かすようにしないとね。
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