「2025年のドライバー候補は大勢いる」とレッドブルF1代表。ペレス、アルファタウリ以外のドライバーも検討
レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、セルジオ・ペレスが来シーズンに良い成績を残せば、2025年に向けて契約を延長する可能性が高いものの、期待に沿う結果を出せなかった場合、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして他の選択肢も検討すると語った。
5月のモナコGPにおいて、予選Q1でクラッシュ、決勝16位という散々な週末を過ごして以来、ペレスは調子を崩し、他チームより圧倒的に強いマシンに乗りながら、特に予選で思うようなパフォーマンスを発揮できないグランプリが続いた。
しかしサマーブレイク前のベルギーGPで、ペレスは予選3番手から、フェルスタッペンに続く決勝2位と、好結果を挙げた。
ただ、フェルスタッペンと比較するとペレスのパフォーマンスは精彩を欠いているため、レッドブルはペレスの代わりを探し始めるのではないかという憶測が飛び交うことになった。
ペレスはレッドブルと2024年末までの契約を結んでいる。ホーナーは、その契約を変更する可能性はないと繰り返し発言している。しかし2025年以降への契約延長については、ペレスのパフォーマンス次第であるとも示唆した。
「我々は(ペレスと)契約を結んでいる」とホーナーは『Speedcafe』に対して語った。
「チェコ(注:ペレスの愛称)に満足しているし、彼は来年も我々のドライバーを務めるだろう。一方で、アルファタウリと以前のトロロッソの全体的な目的は、レッドブル・レーシングのドライバー候補をトレーニングすることだ。そういう状況は我々にとって良いことだと思う」
「ニック(・デ・フリース)がレッドブル・レーシングの候補になるとは感じられなかった。そのため、続けることに意味はあるのかという議論が行われたわけだ」
レッドブルは、2025年のドライバーとして、アルファタウリで走るドライバーのうちひとりを昇格させる可能性もあるが、外部のドライバーの起用を検討するかもしれない。
「2025年について、選択肢があるのは常にいいことだと思っている」とホーナーは付け加えた。「マックスは2028年末まで残ることが決まっている。チェコの契約期間は来年末までだ」
「チェコが結果を出すなら、我々は彼とともに進み続けるだろう。彼が何らかの理由で結果を出せなかった場合、候補はアルファタウリのドライバーだけに限定されることはない」
「なぜならF1全体において、レッドブルのマシンに乗りたがるドライバーは大勢いるからだ」
先月のハンガリーGPでリカルドがレース復帰して以来、彼がペレスの後継者候補として最も有力だという見方をする者も多い。リカルドは8度のグランプリ優勝経験を持つドライバーではあるが、2025年には36歳になる。しかしホーナーは、年齢で候補から除外することはないと述べた。
「私は年齢が障壁になるとは考えていない」とホーナーは言う。
「フェルナンド・アロンソやルイス・ハミルトンがやっていることを見れば、そう思う。重要なのはここ(心のなか)で起きていることなのだ」
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