手術を終えたリカルドがファンにメッセージ、カムバックへの意気込みを示す/F1第14戦
F1オランダGP金曜にクラッシュを喫し、左手を骨折したダニエル・リカルドが、手術を無事に終えたことを、SNSを通して報告した。
FP2序盤にターン3でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がコースオフし、クラッシュ、マシンを止めた。ピアストリのマシンが見えないままコーナリングしたリカルドは、事故を回避することができず、ウォールに突っ込んでしまった。リカルドは、地元の病院でX線検査を受けた結果、左手の中手骨に損傷を負っていることが確認された。
リカルドは土曜日以降のセッションに出場することができなくなり、FP3からリザーブドライバーのリアム・ローソンが代役を務めた。一方で、土曜の段階で、レッドブルF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは、リカルドはMotoGPの著名な外科医であるザビエル・ミル医師のスペインのクリニックで手術を受ける予定であることを明かし、日曜には手術の結果について公表した。
「今日、彼は手術を受けた。(中手骨に)プレートと数本のネジが取り付けられた。手術は成功だ」とホーナー。
「骨は複数の箇所で折れていたものの、手術の手順は困難なものではなかった。あとは回復を待つだけだ。普通の人間なら2カ月ぐらいかかるだろうが、グランプリドライバーの場合、それよりはるかに早く回復することがしばしばある」
リカルドは、Instagramを更新、手にギプスを装着してベッドに横たわっている写真を公開した。
「今朝、手術を受けて、初めて金属を入れたんだ。すごくクールだよね」とリカルド。
「手を差し伸べて元気づけてくれた人たちに、心から感謝している。これは挫折ではなく、カムバックのプロセスだ」
アルファタウリは、リカルドが復帰するまでの間、ローソンが代役を務めることを、28日に発表した。
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