F1 Topics:角田裕毅のアルファタウリ残留が、日本GP開幕前に発表か。チームメイトはリカルドの可能性

 

 なかなか2024年のシートが決まらない角田裕毅に関して、さまざまな憶測が飛んでいるが、第16戦シンガポールGPの舞台、マリーナ・ベイ市街地コースで、筆者に対してアルファタウリのピーター・バイエルCEOはこう語った。

「交渉は大詰めを迎えている。もうすぐ、発表できるだろう」

 そこで、筆者が「交渉はだれと行っているのか? レッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)か?」と尋ねると、バイエルはこう答えた。

「交渉はホンダと行っている」

 この言葉から察するに、アルファタウリが2024年のシートに関して、角田を除外はしていないことは間違いない。

 さらに「『もうすぐ、発表できる』というのは、日本GPの前か? それとも後か?」と問うと、バイエルは笑ってこう言った。

「日本GPの前だろう」

 この言葉が間違いでなければ、角田の2024年アルファタウリ残留は間違いなさそうだ。もし、アルファタウリが2024年のドライバーラインアップを角田抜きで構想しているのなら、日本GP前にそれを公にすることは考えられないからだ。

2023年F1第16戦シンガポールGP 角田裕毅(アルファタウリ)
2023年F1第16戦シンガポールGP 角田裕毅(アルファタウリ)

 これで、角田の残留が日本GP前に発表される確率は高まった。問題はそれがいつになるのか? 日本GPの開幕前日の9月21日(木)の午後に開かれる国際自動車連盟(FIA)の記者会見に、角田が出席することはほぼ間違いない。

 ハースが2024年のドライバーラインアップを発表したのは、夏休み明け初戦となったオランダGP開幕前日の8月24日(木)。アルファロメオが周冠宇の残留を発表したのも、シンガポールGP開幕前日の9月14日(木)だ。

 角田の2024年残留のXデーは、9月21日(木)と見ていいだろう。

 ただし、そのチームメイトの最有力候補だと思われており、シンガポールGPにチームに帯同していたダニエル・リカルドが、日本GPには来ないという発表がチームからあった。そのため、9月21日(木)の発表は角田だけの発表にとどまり、チームメイトの発表は行われない可能性も出てきている。

ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
ダニエル・リカルド(アルファタウリ)

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