違いの分かる男ステラ代表、マクラーレンと最強レッドブルの「最大の違いはタイヤの性能劣化にある」

 

 現レギュレーションで最強の座をほしいままにしているレッドブル。その背中を追うマクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、チームとの差は「タイヤのデグラデーション(性能劣化)にある」と語った。 インテルラゴス・サーキットで開催されたF1サンパウロGPでマクラーレンは、ランド・ノリスがF1スプリントでポールポジションを獲得し、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位でフィニッシュ。決勝レースでノリスはターン1で6番手から2番手までジャンプアップを果たして、再びフェルスタッペンの後ろ2位でチェッカーを受けた。 レッドブルを追う“2番手チーム”は今季、アストンマーチンとメルセデス、フェラーリ、そしてシーズン中盤からアップデートで勢いを増したマクラーレンの四つ巴となった。 ただサンパウロGPでは、ライバル勢が苦しむ中でマクラーレンのノリスは唯一フェルスタッペンに付いていくことができた。3位以下がフェルスタッペンから30秒以上遅れてのチェッカーだったのに対して、ノリスは8秒後方でのフィニッシュとなった。 ただ、スティント後半になるにつれてタイヤのデグラデーションがノリスに現れ、彼は「最初の10〜15周はそれほど遅れなかったけど、終盤はちょっと落ちすぎてしまうんだ」と説明した。 チーム代表のステラは、マクラーレンが今季目覚ましい成長を遂げて、ここ数ヶ月でレッドブルの対抗馬筆頭となる中で、レッドブルとの大きな差はタイヤマネジメントにあると認めた。「その差は主に使い込んだタイヤでのラップタイムにあると思う」とステラ代表は言う。「ニュータイヤでポジション争いができることは分かった」「でもタイヤがデグラデーションしてくると、レッドブルのマックスはデグラデーションが少ないように見える。(マクラーレンの)タイヤのデグラデーションは2周で0.1秒落ちるくらいだった」 …読み続ける

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