角田裕毅、予選14番手「Q3進出のチャンスがあっただけにがっかり」新品タイヤで思いどおりの走りができず/F1第11戦
2022年F1オーストリアGPの金曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は14番手を獲得した。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは一日を振り返り、次のようにコメントしている。
「予選を前に、今回Q3進出に十分な競争力がないことは分かっていた。実際、この短いコースで、Q2に進めるかどうかぎりぎりの状態だったため、Q1では3回のランを行うことを決めた。これがうまくいき、ドライバーふたりともがQ2に進出することができた」
「だがそれによってソフトの新品が1セットのみしかなくなった。そのため、最初の計測ラップはユーズドタイヤで記録し、最後のアタックラップで新品タイヤを装着することにした。裕毅の準備ラップは予定どおりにいかず、ターン1に向けてタイヤが冷えた状態だったので、そのラップを断念しなければならなかった。彼は残念ながらユーズドタイヤで出したタイムで14番手という結果でセッションを終えた」
「それでもパフォーマンスは予想していたよりわずかながら良かったので、明日のスプリントで2台ともポジションを上げていけるよう、全力を尽くす」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP1 10番手(1分07秒296:ソフトタイヤ/33周)
予選 14番手(Q1=12番手1分06秒463:ソフトタイヤ/Q2=14番手1分06秒851:ソフトタイヤ)
今日の結果には本当にがっかりしています。マシンバランスにも、予選の展開にも満足していましたが、残念ながらQ2最後のプッシュラップでタイヤが冷えており、ターン1に向けて大きなスナップが出てしまいました。それでそのラップが台無しになって、それ以上、続けることができませんでした。マシンのペースはとても良く、今日はQ3に進めるチャンスはあったと思っています。だからこそとても残念です。
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