F1ルーキーイヤーの前半戦には満足していると周冠宇。Q3進出の躍進に驚く一方「自分自身への期待が高くなった」と語る
アルファロメオのルーキーである周冠宇は、今シーズンこれまでのところ好成績を収めており、F1での初シーズン中に自分でも驚く時があると述べている。
23歳の周はF1にスポンサーからの高額のサポートパッケージを持ち込んだため、当初はアルファロメオが財政面のために選んだドライバーだと見なされていた。しかしバーレーンでの開幕戦でトップ10入りを果たしたことで、周にはモータースポーツのエリートとなる兆しが見られた。
しかしながら主に信頼性の問題と不運が周のレースに影響を及ぼしたため、入賞は開幕戦とカナダGPのみで、ポイント獲得はその後困難になった。イギリスGPではレーススタート直後に恐ろしいクラッシュに巻き込まれ、最初のコーナーで他車との接触により横転したマシンに逆さまの状態で閉じ込められてしまった。
周はシーズン前半を振り返り、次のように話した。
「全体的に僕はかなり満足している。誰もが驚いたけれど、Q3(進出)は間違いなく自分でもすごく驚いたよ。(自分にとって)最初の年にそれほどのチャンスがあるとは思わないからね。とてもいい成果だったし、これからの自分にとっていいニュースだった」
「でも一方では、自分自身への期待が明らかに高くなったと感じている。僕はまだルーキーだけど、今ではQ1で敗退するたびにかなり頭にきているからね。シーズンの初めはそれでよかっただろうけど、グリッド全体が接戦になっているのに今ではQ2が常に自分の最低目標だと感じているんだ」
アルファロメオF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは最近、周のこれまでのパフォーマンスを称賛し、周はコース内外で「すべての条件を満たしている」と主張した。
周はバスールの評価に対し「全体としてほとんど(の目標)は達成できたと思う。目標以上だったかもしれない。これまでのリタイアとクラッシュは、目標にしていなかったからね!」と冗談めかして語った。
「Q2とQ3に進出する点では、Q2に進出した後はQ3まで行きたいと思っていて、それは達成できた。それでもまだ、チームと一緒に理解したいことがいくつかあると思っている」
「まず、スタートのことだ。チームとして僕たちはかなり(スタートに)苦戦している。一貫性がまったくなくて、予測不可能だ。チームのために向上させたいと僕たちが考えているのはその点だ。うまくいけばすぐにでも改善できるだろう」
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